診断のための特徴的な写真を掲載し、被害、発生、防除、薬剤(農薬)について簡潔に解説しています。
全国に分布し、水田周辺の湿地を含めて発生する。北海道や東北地方に多く、関東地方以西の標高の高い水田や早期栽培の水田にも発生する。
近縁のサジオモダカは本州中部以北に分布し、時に水田に発生し、根茎は漢方薬の原料用に使われるため、水田で栽培されることがある。
多発するとイネの初期の生育を抑制する。
主に種子繁殖する。種子には深い休眠性があり、5~10℃の畑水分土壌中で覚醒する。13~15℃から発芽し、湛水下では地表下1.5cm以内から出芽する。生育のよい株は2000~3000の種子(そう果)を着ける。
サジオモダカは株基部が肥大した根茎と種子から発生する。幼植物はヘラオモダカに似て識別が困難である。
通常の一発処理除草剤をはじめとする水田用除草剤の適正使用で防除できる。
稲の病害虫と雑草 |
ムギ類の病害虫 |
豆類の病害虫 |
ジャガイモの病害虫 |
サツマイモの病害虫 |
アブラナ科野菜の病害虫 |
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難防除雑草