病害虫・雑草の情報基地

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稲の病害虫と雑草

診断のための特徴的な写真を掲載し、被害、発生、防除、薬剤(農薬)について簡潔に解説しています。

マツバイ

Eleocharis auricularis var. longiseta
カヤツリグサ科

全国に分布し、ごく普通に発生する。

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マツバイ
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マツバイは細い根茎を伸ばしてマット状に群生する

マツバイ
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花期のマツバイ


被害

種子繁殖もするが越冬芽からの栄養繁殖個体が防除の対象になる。
最近では発生が少なくなっているが、多発すると、養分吸収力が強いので水稲は生育が抑制され減収する。

生態

越冬芽は5℃から30℃程度までの温度条件で良好に萌芽する。数本の針状の葉を着けた後、葉とほぼ同形の花茎を出す。細い根茎を土中に横走させ、多数の分株を形成してマット状に密生する。

防除

現在では一般的に使用される多くの一発処理除草剤などで防除される。
早期栽培において多発する場合は稲刈り後の茎葉処理剤により翌年の繁殖器官を減らすことができる。
また、稲刈り後早期の耕耘で越冬芽の死滅を促すことができる。

収録:防除ハンドブック「 稲の病害虫と雑草

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