病害虫・雑草の情報基地

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稲の病害虫と雑草

診断のための特徴的な写真を掲載し、被害、発生、防除、薬剤(農薬)について簡潔に解説しています。

アワヨトウ

Mythimna separata
鱗翅目ヤガ科

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アワヨトウ
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幼虫は日中株元に潜む。終齢幼虫の体長約45mm

アワヨトウ
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成虫の体長は約18mm、開長は約40mm

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株元で蛹化する。体長約19~23mm


被害

幼虫初期は葉に不規則な食痕を残すが、成長すると昼間は株元に潜み夜間に食葉する。冠水田に多発するが、それ以外でも出穂期に多発し葉や穂も食べる。冬期温暖少雨年に多発したことが多い。

生態

全国に分布する。幼虫が1月の平均気温4℃以上の牧草(地)の株元で越冬し、年3~5回発生する。卵期は約7日、幼虫は6齢を経て20~30日で蛹化、10~15日で成虫になる。枯葉の隙間に1雌約1500粒を産卵する。

防除

6月以降早期発見に努め1株1頭以上の若齢幼虫と葉の食害が目立ったら防除する。

薬剤(農薬)

散布剤にスミチオンがある。

※掲載している薬剤(農薬)は 2022年1月末現在登録のあるものから抜粋しています。
農薬の使用にあたっては必ずラベルを確認し、地域の防除暦や病害虫防除所等の指導に従ってください。


■農薬の登録情報について
最新の登録情報はこちらのページをご確認ください。(農林水産省 農薬登録情報提供システム)

■農薬の作用機構分類(国内農薬・概要)について
薬剤抵抗性の発達を回避するため、同一系統薬剤の連用を避け、ローテーション散布を心がけてください。

農薬の系統別分類はこちら
(国際団体CropLife International (CLI) の対策委員会が取りまとめた殺虫剤、殺菌剤、除草剤の分類表をクロップライフジャパンが日本語に翻訳:外部サイト)

RACコード(農薬の作用機構分類)

※実際の薬剤抵抗性対策については、お近くの病害虫防除所等関係機関などの指導に従ってください。

収録:防除ハンドブック「 稲の病害虫と雑草

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