病害虫・雑草の情報基地

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花の病害虫

診断のための特徴的な写真を掲載し、被害、発生、防除、薬剤(農薬)について簡潔に解説しています。

コガネムシ類


コウチュウ目コガネムシ科

成虫が食葉加害し、幼虫は地中で食害して成育する。

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コガネムシ類
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マメコガネ幼虫(エダマメ)

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交尾中のマメコガネ成虫(体長9〜13mm、ナス)

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セマダラコガネ成虫(体長8〜13mm)

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アオドウガネ成虫(体長20mm、レザーファン)

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コイチャコガネ成虫(体長10mm)と食害痕(バラ)

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ヒメコガネ成虫(体長13〜16mm)


防除

成虫の飛来防止、捕殺。

薬剤(農薬)

根を食害する幼虫の防除:アクタラ、ダイアジノン、フォース等(ツツジ)、オルトラン(宿根スターチス)。成虫の防除:スミチオン(スターチス)。※掲載している薬剤(農薬)は 2018年1月末現在登録のあるものから抜粋しています。
農薬の使用にあたっては必ずラベルを確認し、地域の防除暦や病害虫防除所等の指導に従ってください。


■農薬の登録情報について
最新の登録情報はこちらのページをご確認ください。(FAMIC:外部サイト)

■農薬の作用機構分類(国内農薬・概要)について
薬剤抵抗性の発達を回避するため、同一系統薬剤の連用を避け、ローテーション散布を心がけてください。

農薬の系統別分類はこちら
(国際団体CropLife International (CLI) の対策委員会が取りまとめた殺虫剤、殺菌剤、除草剤の分類表を農薬工業会が日本語に翻訳:外部サイト)

・殺虫剤(IRAC)2022年6月版(ver.10.3) *PDFデータ

・殺菌剤(FRAC)2022年6月版 *PDFデータ

・除草剤(HRAC)2020年3月現在 *Excelデータ

※実際の薬剤抵抗性対策については、お近くの病害虫防除所等関係機関などの指導に従ってください。

マメコガネ

Popillia japonica

成虫は緑色に赤い上翅を持つ。

被害作物

幼虫は芝草等イネ科草本の根を食害。成虫はきわめて広食性で、様々な植物の葉を食害する。

発生

年1回の発生で成虫は6月〜8月に出現する。

セマダラコガネ

Blitopertha orientalis

成虫は黒褐〜茶褐色で背面の斑紋は変異に富む。幼虫は25mmほどになる。

被害作物

成虫は各種広葉樹、花卉類の葉や花を食害する。

アオドウガネ

Anomala albopilosa

成虫は鮮緑色。

被害作物

成・幼虫ともきわめて広食性。

コイチャコガネ

Adoretus tenuimaculatus

成虫は黄褐色。

被害作物

成虫は果樹の害虫として著名、春先にバラの葉を食害することが多い。

ヒメコガネ

Anomala rufocuprea

成虫は緑〜銅赤色〜青色と色彩変異が大きい。

被害作物

成虫は多種の葉を食害。幼虫は芝草の根を食害。

収録:防除ハンドブック「 花の病害虫

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