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花の病害虫

診断のための特徴的な写真を掲載し、被害、発生、防除、薬剤(農薬)について簡潔に解説しています。

チャハマキ

Homona magnanima
チョウ(鱗翅)目ハマキガ科

大型のハマキムシ。幼虫は胴部は暗緑色、頭部は褐色である。ハマキムシ類はチャハマキの他、チャノコカクモンハマキ、リンゴコカクモンハマキ等多くの種がいる。

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チャハマキ
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幼虫(体長25mm)と被害(ツツジ)

チャハマキ
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雌成虫(開張20~35mm)

チャハマキ
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幼虫による被害(ヘデラ)


被害

幼虫が葉を綴り合わせてその中に潜みながら食害する。

被害作物

広食性でバラほか各種広葉樹、シクラメン等。

発生

年4~5回発生するが東京では5月、7月が多い。幼虫は休眠性を持たず、巻葉の中で越冬する。

防除

綴り葉ごと取り去る。発生が多いときは初期に薬剤を散布する。

薬剤(農薬)

アディオン、スミチオン等(花き類・観賞植物)。※掲載している薬剤(農薬)は 2018年1月末現在登録のあるものから抜粋しています。
農薬の使用にあたっては必ずラベルを確認し、地域の防除暦や病害虫防除所等の指導に従ってください。


■農薬の登録情報について
最新の登録情報はこちらのページをご確認ください。(農林水産省 農薬登録情報提供システム)

■農薬の作用機構分類(国内農薬・概要)について
薬剤抵抗性の発達を回避するため、同一系統薬剤の連用を避け、ローテーション散布を心がけてください。

農薬の系統別分類はこちら
(国際団体CropLife International (CLI) の対策委員会が取りまとめた殺虫剤、殺菌剤、除草剤の分類表をクロップライフジャパンが日本語に翻訳:外部サイト)

RACコード(農薬の作用機構分類)

※実際の薬剤抵抗性対策については、お近くの病害虫防除所等関係機関などの指導に従ってください。

収録:防除ハンドブック「 花の病害虫

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