診断のための特徴的な写真を掲載し、被害、発生、防除、薬剤(農薬)について簡潔に解説しています。
幼虫が葉肉内を食入して絵描き状の被害痕を残す。成虫は吸汁や産卵のために葉表に点状の被害を残す。
発生源となる周辺雑草の除去に努める。また、防虫ネットを利用し、成虫の飛来を防止する。マメハモグリバエ等は土中で蛹となるためマルチ等を敷いて捕殺する。幼虫発生初期に薬剤を散布する。
アクタラ、アファーム、ディアナ、ディプテレックス、トリガード、マラソン等(作物ごとに登録を確認して使用する)。※掲載している薬剤(農薬)は
2018年1月末現在登録のあるものから抜粋しています。
農薬の使用にあたっては必ずラベルを確認し、地域の防除暦や病害虫防除所等の指導に従ってください。
■農薬の登録情報について
最新の登録情報はこちらのページをご確認ください。(FAMIC:外部サイト)
■農薬の作用機構分類(国内農薬・概要)について
薬剤抵抗性の発達を回避するため、同一系統薬剤の連用を避け、ローテーション散布を心がけてください。
農薬の系統別分類はこちら
(国際団体CropLife International (CLI) の対策委員会が取りまとめた殺虫剤、殺菌剤、除草剤の分類表を農薬工業会が日本語に翻訳:外部サイト)
・殺虫剤(IRAC)2022年6月版(ver.10.3) *PDFデータ
・殺菌剤(FRAC)2022年6月版 *PDFデータ
・除草剤(HRAC)2020年3月現在 *Excelデータ
※実際の薬剤抵抗性対策については、お近くの病害虫防除所等関係機関などの指導に従ってください。
成虫は全体が灰色に見え、ウジ状の幼虫は葉内で約3mmになる。
スイートピー、マーガレット等多種の花卉類。
早春から発生が見られ晩春の被害が激しい。
成虫の頭・胸部側板等は黄色で胸部等は黒色。形態や被害様式が酷似するが、マメハモグリバエは1990年に、トマトハモグリバエは最近(1999年以降に)確認された侵入害虫である。
寄主範囲は広くウリ科、マメ科、ナス科等各種花卉類。
盛夏に多くなる。施設では通年発生が見られる。
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