診断のための特徴的な写真を掲載し、被害、発生、防除、薬剤(農薬)について簡潔に解説しています。
体色は淡~暗褐色。わずかに白粉をまとう。アブラナ科植物だけに発生する。コロニーが大きくなるので多発すると葉が黄変したり生育不良となる。キュウリモザイクウイルス(CMV)を媒介する。
ハボタン、ストック、アリッサム等アブラナ科花卉類。
体色は緑色ないし黄緑色で、頭部が赤緑色を帯びる。角状管は黒色、脚は黄緑色。ジャガイモ害虫として世界的に知られるが、きわめて多食性。
ホオズキ等ナス科植物、シソ科ハーブ類、他多種。
葉裏に多く寄生する。コロニーは大きくない。
体色は緑色~黄緑色で、頭部が赤緑色を帯びる。角状管は黒色、脚は黄緑色。きわめて普通種、多食性。ナス科等多数の植物に寄生する害虫して世界的に知られる。ジャガイモヒゲナガアブラムシに似るがやや細長く大型。
アサガオ、チューリップ、ラン、他多数。
成長部の茎、葉裏に多く、花にも寄生する。
アブラムシの中では大型種。体色は緑~黄緑色、頭部が赤緑色を帯びる。角状管は黒色、脚は黄緑色である。
バラ、ノイバラ
本種はバラの新梢等柔らかい部分を好んで寄生し、多数のコロニーをなすため、新梢の伸長が抑制され、花弁や葉の展開も妨げられ花や葉が変形することもある。また、排泄物にすす病が発生する。
赤褐色で、茎や花軸に頭を下にして群生して寄生。
キク等キク科植物。
すす病等併発し、生育に影響がある。開花時に発生した場合には、少発生でも被害大。
黒~黒褐色で光沢があり、長い触角を持つ。
ベニバナ等キク科植物。
春~初夏と秋に発生が多くなる。風通しの悪い株に発生しやすく、コロニーは大きい。
きわめて大型。鮮明な橙黄色だが、無翅虫はロウ質白色粉をまとうので白く見える。
ノカンゾウ、ヤブカンゾウ、ヘメロカリス。
ゴンズイ、ミツバウツギを冬寄主植物とし、ノカンゾウ、ヤブカンゾウを夏寄主とする。茎や花梗にも大きなコロニーをつくる。
体は橙黄色、触角、角状管、脚部は黒色。
キョウチクトウ、フウセントウワタ。
新梢の茎や葉裏に寄生する。開花期は花梗にも寄生する。コロニーは大きく、多発するとすす病が発生する。
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