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花の病害虫

診断のための特徴的な写真を掲載し、被害、発生、防除、薬剤(農薬)について簡潔に解説しています。

ジンチョウゲ黒点病

Marssonina daphnes

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ジンチョウゲ黒点病
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葉に小斑点を生じ、黄化、落葉する

ジンチョウゲ黒点病
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花蕾にも多数の病斑が発生する

ジンチョウゲ黒点病
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胞子の塊が表面に現れて、白く見える


被害

葉、緑色の幼枝、花弁、蕾に2~5mm大の褐色の小斑点が多数見られる。1~2mmの小さな黒斑が発生することもある。病葉はすぐに黄化し、激しく落葉する。その後に発生する葉も罹病、落葉を繰り返し、やがて樹勢が衰え、株枯れを起こす。花が罹病すると病斑が目立ち、観賞できない。

発生

葉や幼枝の病斑で越冬する。早春から発病し、雨が続くと胞子が飛散し、次々と病気を広める。

防除

病葉を処分する。罹病した枝は剪定して取り除く。

薬剤(農薬)

ストロビー、トップジンM、マネージ。※掲載している薬剤(農薬)は 2018年1月末現在登録のあるものから抜粋しています。
農薬の使用にあたっては必ずラベルを確認し、地域の防除暦や病害虫防除所等の指導に従ってください。


■農薬の登録情報について
最新の登録情報はこちらのページをご確認ください。(農林水産省 農薬登録情報提供システム)

■農薬の作用機構分類(国内農薬・概要)について
薬剤抵抗性の発達を回避するため、同一系統薬剤の連用を避け、ローテーション散布を心がけてください。

農薬の系統別分類はこちら
(国際団体CropLife International (CLI) の対策委員会が取りまとめた殺虫剤、殺菌剤、除草剤の分類表をクロップライフジャパンが日本語に翻訳:外部サイト)

RACコード(農薬の作用機構分類)

※実際の薬剤抵抗性対策については、お近くの病害虫防除所等関係機関などの指導に従ってください。

収録:防除ハンドブック「 花の病害虫

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