診断のための特徴的な写真を掲載し、被害、発生、防除、薬剤(農薬)について簡潔に解説しています。
5月頃から、葉に紅色~黒色の小斑点が多数発生し、斑点上に小さな黒点が多数できる。病葉はすぐに黄化し、落葉する。その後に発生する葉も次々と罹病し、落葉を繰り返す。このため樹勢は衰え、枝枯れや株枯れを起こす。緑枝にも黒色の病斑が形成される。
カナメモチ(ベニカナメ)、ザイフリボク、シャリンバイ等にも発生する。
春、越冬した枝の病斑上に胞子が大量に形成され、これが、雨や灌水時の飛沫とともに飛散し、伝染する。
落葉を処分する。病枝上の胞子は最初の伝染源になるので、剪定時に除去する。周囲の罹病した植物に注意する。
樹木類でトップジンM、ベンレート。※掲載している薬剤(農薬)は
2018年1月末現在登録のあるものから抜粋しています。
農薬の使用にあたっては必ずラベルを確認し、地域の防除暦や病害虫防除所等の指導に従ってください。
■農薬の登録情報について
最新の登録情報はこちらのページをご確認ください。(農林水産省 農薬登録情報提供システム)
■農薬の作用機構分類(国内農薬・概要)について
薬剤抵抗性の発達を回避するため、同一系統薬剤の連用を避け、ローテーション散布を心がけてください。
農薬の系統別分類はこちら
(国際団体CropLife International (CLI) の対策委員会が取りまとめた殺虫剤、殺菌剤、除草剤の分類表をクロップライフジャパンが日本語に翻訳:外部サイト)
RACコード(農薬の作用機構分類)
※実際の薬剤抵抗性対策については、お近くの病害虫防除所等関係機関などの指導に従ってください。
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