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花の病害虫

診断のための特徴的な写真を掲載し、被害、発生、防除、薬剤(農薬)について簡潔に解説しています。

根頭がんしゅ病

Agrobacterium tumefaciens

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根頭がんしゅ病
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キク根頭がんしゅ病:根冠のこぶは根の発生を阻害する

根頭がんしゅ病
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ボケ根頭がんしゅ病:根にこぶが連続して発生する

根頭がんしゅ病
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キク根頭がんしゅ病:こぶの表面は荒く、亀裂が入る


被害

茎の地際部や根の一部が肥大し、淡黄色~褐色のこぶを形成する。こぶの表面は粗く、亀裂が入る。植物の生育が徐々に悪くなり、ついには枯死する。

被害作物

花:キク、シャクヤク、ダリア、バラ等。花木:ウメ、カイドウ、サクラ類、ボケ等。

発生

病原細菌は土壌中で長く生存できる。移植時の断根の傷等から感染する。

防除

発病した場所は土壌消毒を行う。無病の苗を植える。

薬剤(農薬)

バラ・キク:バクテローズ(生物農薬)。※掲載している薬剤(農薬)は 2018年1月末現在登録のあるものから抜粋しています。
農薬の使用にあたっては必ずラベルを確認し、地域の防除暦や病害虫防除所等の指導に従ってください。


■農薬の登録情報について
最新の登録情報はこちらのページをご確認ください。(農林水産省 農薬登録情報提供システム)

■農薬の作用機構分類(国内農薬・概要)について
薬剤抵抗性の発達を回避するため、同一系統薬剤の連用を避け、ローテーション散布を心がけてください。

農薬の系統別分類はこちら
(国際団体CropLife International (CLI) の対策委員会が取りまとめた殺虫剤、殺菌剤、除草剤の分類表をクロップライフジャパンが日本語に翻訳:外部サイト)

RACコード(農薬の作用機構分類)

※実際の薬剤抵抗性対策については、お近くの病害虫防除所等関係機関などの指導に従ってください。

収録:防除ハンドブック「 花の病害虫

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