診断のための特徴的な写真を掲載し、被害、発生、防除、薬剤(農薬)について簡潔に解説しています。
葉裏に葉脈で区切られた水ぶくれのような小斑点が生じ、すぐに橙色の粉のような胞子の集塊が形成される。葉全面に発生すると、葉が枯れ上がる。
露地栽培で6〜7月に多発する。胞子が風や雨滴により飛散し、まん延する。野生のキク類にも感染する。
雨よけ栽培を行う。罹病残渣を丁寧に処分する。
葉や茎では表皮がやや膨れ、のち破れて褐色の粉のような胞子塊が現われる。多発すると葉枯れや茎枯れを起こす。
他にセキチク、ヒゲナデシコ等にも発生する。
残渣上に胞子が生存し、伝染源となる。品種による発病の差が大きい。
罹病残渣を丁寧に処分する。耐病性の品種を植える。発病初期に薬剤を散布する。
ジマンダイセン、バシタック等。※掲載している薬剤(農薬)は
2018年1月末現在登録のあるものから抜粋しています。
農薬の使用にあたっては必ずラベルを確認し、地域の防除暦や病害虫防除所等の指導に従ってください。
■農薬の登録情報について
最新の登録情報はこちらのページをご確認ください。(農林水産省 農薬登録情報提供システム)
■農薬の作用機構分類(国内農薬・概要)について
薬剤抵抗性の発達を回避するため、同一系統薬剤の連用を避け、ローテーション散布を心がけてください。
農薬の系統別分類はこちら
(国際団体CropLife International (CLI) の対策委員会が取りまとめた殺虫剤、殺菌剤、除草剤の分類表をクロップライフジャパンが日本語に翻訳:外部サイト)
RACコード(農薬の作用機構分類)
※実際の薬剤抵抗性対策については、お近くの病害虫防除所等関係機関などの指導に従ってください。
葉表に淡い退緑色の小斑点が多数でき、その裏面には暗褐色の胞子の塊が発生する。茎にも発生する。
ジプシー系品種群は発病しやすいので注意する。発病株は除去する。ナデシコ科の雑草は伝染源となるので除草する。
稲の病害虫と雑草 |
ムギ類の病害虫 |
豆類の病害虫 |
ジャガイモの病害虫 |
サツマイモの病害虫 |
アブラナ科野菜の病害虫 |
トマト・ナス・ピーマンの病害虫 |
キュウリ・スイカ・メロンの病害虫 |
イチゴの病害虫 |
ネギ類の病害虫 |
菜園の病害虫 |
カンキツの病害虫 |
リンゴの病害虫 |
日本ナシの病害虫 |
西洋ナシの病害虫 |
モモの病害虫 |
カキの病害虫 |
ブドウの病害虫 |
花の病害虫 |
難防除雑草