診断のための特徴的な写真を掲載し、被害、発生、防除、薬剤(農薬)について簡潔に解説しています。
クルメツツジ、サツキでは新葉や花弁全体がもちや耳たぶのように膨らむ。初めは黄緑色、のち赤みを帯び、白粉(胞子等)に被われる。やがて褐変して、乾燥枯死し、落下する。オオムラサキでは葉表がやや膨らみ、裏面がくぼんだ円形~不整形となり、表面に白粉が発生する。
主に5~6月に病原菌が産生する物質により植物細胞が増殖、肥大して、膨らむ。病原菌の詳しい生態は不明。木陰や湿度が高い場所で発生しやすい。樹勢には影響ないが多発すると目立つ。
白粉が発生する前に病患部を切除する。
バシタック、Zボルドー。※掲載している薬剤(農薬)は
2018年1月末現在登録のあるものから抜粋しています。
農薬の使用にあたっては必ずラベルを確認し、地域の防除暦や病害虫防除所等の指導に従ってください。
■農薬の登録情報について
最新の登録情報はこちらのページをご確認ください。(農林水産省 農薬登録情報提供システム)
■農薬の作用機構分類(国内農薬・概要)について
薬剤抵抗性の発達を回避するため、同一系統薬剤の連用を避け、ローテーション散布を心がけてください。
農薬の系統別分類はこちら
(国際団体CropLife International (CLI) の対策委員会が取りまとめた殺虫剤、殺菌剤、除草剤の分類表をクロップライフジャパンが日本語に翻訳:外部サイト)
RACコード(農薬の作用機構分類)
※実際の薬剤抵抗性対策については、お近くの病害虫防除所等関係機関などの指導に従ってください。
先端の数葉が、大きくなり、肥厚する。葉は赤みを帯びる。すぐに葉裏の全面に白粉が発生する。やがて褐変、萎縮し、落下する。
葉芽や花芽が球状に肥厚し、裏面が白粉で被われる。患部は人の形になることがある。果実にも発生し、全面が白くなる。のち褐変するが、長期間着生している。
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