診断のための特徴的な写真を掲載し、被害、発生、防除、薬剤(農薬)について簡潔に解説しています。
両種ともに幼虫が葉を食害する。また、幼虫は葉の端を葉裏側に折りたたみ、糸を吐いて固定し生息場所とする。多発した場合は生育への影響も考えられるが、露地栽培では一般に重大な被害とはならないが、施設栽培では多発することもある。
幼虫が粗皮下などで越冬する。卵は新葉の軟らかい組織に産まれ、若齢幼虫はこれらを食害するが、発育が進むと硬い葉も食害する。成虫は6~9月に発生する。
葉縁が綴られた葉を見つけたら、捕殺する。葉ごと取り除く必要はなく、綴られた部位を開き中の幼虫を捕殺する。すでに虫がいない場合も多い。発生が多い場合は薬剤を散布する。
コテツ、フェニックス、サムコル、ヨーバル(いずれもモンキクロノメイガでの登録)※掲載している薬剤(農薬)は
2022年1月末現在登録のあるものから抜粋しています。
農薬の使用にあたっては必ずラベルを確認し、地域の防除暦や病害虫防除所等の指導に従ってください。
■農薬の登録情報について
最新の登録情報はこちらのページをご確認ください。(農林水産省 農薬登録情報提供システム)
■農薬の作用機構分類(国内農薬・概要)について
薬剤抵抗性の発達を回避するため、同一系統薬剤の連用を避け、ローテーション散布を心がけてください。
農薬の系統別分類はこちら
(国際団体CropLife International (CLI) の対策委員会が取りまとめた殺虫剤、殺菌剤、除草剤の分類表をクロップライフジャパンが日本語に翻訳:外部サイト)
RACコード(農薬の作用機構分類)
※実際の薬剤抵抗性対策については、お近くの病害虫防除所等関係機関などの指導に従ってください。
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