診断のための特徴的な写真を掲載し、被害、発生、防除、薬剤(農薬)について簡潔に解説しています。
春、越冬した幼虫が、新梢に集まり葉を食害する。新梢の先端部を加害されるとブドウの生育への影響が大きい。夏から秋にかけても発生する場合があるが、通常は他害虫を目的とした防除が行われている影響で、問題となることは少ない。
多くが年1世代の発生である。ミノを被った幼虫が越冬し、夏にかけて成虫が発生する。羽をもち飛翔ができるのは雄成虫のみで、雌は生涯をミノの中で終える。雄成虫が雌成虫のミノへ飛来して交尾し、雌はミノのなかで産卵する。
発生を確認したら捕殺する。多発した場合は、ブドウの生育初期を中心に防除を行うが、他害虫の防除を行うなかで一緒に防除されることが多い。
コテツ、フェニックス※掲載している薬剤(農薬)は
2022年1月末現在登録のあるものから抜粋しています。
農薬の使用にあたっては必ずラベルを確認し、地域の防除暦や病害虫防除所等の指導に従ってください。
■農薬の登録情報について
最新の登録情報はこちらのページをご確認ください。(農林水産省 農薬登録情報提供システム)
■農薬の作用機構分類(国内農薬・概要)について
薬剤抵抗性の発達を回避するため、同一系統薬剤の連用を避け、ローテーション散布を心がけてください。
農薬の系統別分類はこちら
(国際団体CropLife International (CLI) の対策委員会が取りまとめた殺虫剤、殺菌剤、除草剤の分類表をクロップライフジャパンが日本語に翻訳:外部サイト)
RACコード(農薬の作用機構分類)
※実際の薬剤抵抗性対策については、お近くの病害虫防除所等関係機関などの指導に従ってください。
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