診断のための特徴的な写真を掲載し、被害、発生、防除、薬剤(農薬)について簡潔に解説しています。
雌成虫が樹の表面に小さな穴を開けて穿孔し、樹内に産卵する。一般的に健全樹では被害が発生することは少なく、樹勢が衰えた樹を集中的に加害し、一層の樹勢低下や枯死につながる。
ニホンキクイムシやハンノキキクイムシでは年2回の発生とみられている。ニホンキクイムシのように幼虫が樹皮下の木質部を食害する種類や、ハンノキキクイムシなど、雌成虫が食入孔へアンブロシア菌を繁殖させ、その菌を幼虫が餌とする種類など、種によって多様な生活様式をもつ。
肥培管理や、他病害虫の防除を適正に行い、樹勢を健全に保つ。
ブドウのキクイムシ類に対する防除薬剤の登録はない。※掲載している薬剤(農薬)は
2022年1月末現在登録のあるものから抜粋しています。
農薬の使用にあたっては必ずラベルを確認し、地域の防除暦や病害虫防除所等の指導に従ってください。
■農薬の登録情報について
最新の登録情報はこちらのページをご確認ください。(農林水産省 農薬登録情報提供システム)
■農薬の作用機構分類(国内農薬・概要)について
薬剤抵抗性の発達を回避するため、同一系統薬剤の連用を避け、ローテーション散布を心がけてください。
農薬の系統別分類はこちら
(国際団体CropLife International (CLI) の対策委員会が取りまとめた殺虫剤、殺菌剤、除草剤の分類表をクロップライフジャパンが日本語に翻訳:外部サイト)
RACコード(農薬の作用機構分類)
※実際の薬剤抵抗性対策については、お近くの病害虫防除所等関係機関などの指導に従ってください。
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