防除ハンドブックシリーズは、病害虫の診断と防除を目的とした実用的な内容で、技術者や農家など、防除の現場での使いやすさを追求したコンパクトなシリーズです。最新の防除薬剤も紹介しています。
【お詫び】
今回は害虫編だけをアップさせていただきました。病害編は鋭意準備中です。公開まで今しばらくお待ちください。(2014年12月1日、編集部)
写真:特徴をとらえた鮮明な写真で、病気の症状や害虫の生態・被害などがよくわかります。
解説:「被害」「被害作物」「発生」「防除」「薬剤」の項目を立て、病気や害虫の診断・対策が的確にできるよう、わかりやすく解説しています。
耕種的防除法のほか、最新の情報に基づいた病害虫防除薬剤を具体的な商品名で表記しました。
病害 |
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害虫 |
※の項目は「日本ナシの病害虫」内当該害虫のページにリンクしています。農薬登録にご注意ください。 |
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本ハンドブックは、西洋ナシに普通に発生する病害・害虫の被害、発生、防除について解説するとともに、生態・被害に関する多くの写真を掲載し、病害虫の種類が判定できるように配慮しました。
西洋ナシに発生する病害虫は多数知られていますが、地域や栽培法、季節によって異なります。病害虫管理の基本はまず栽培現場でどんな病害虫が発生しているかを直接観察し判定することにあります。
病害虫が発生しやすい要因として、栽培品種や肥培管理などの栽培条件、ほかに乾燥、低温多雨、高温多湿などの気象条件が考えられます。それぞれの病害虫の発生条件をよく理解し、まず予防的な栽培管理を講ずることが求められます。
それでも病害虫の多発生が予想されるときには有用生物の働きと保全に配慮しながら、農水省に登録された適応薬剤を適切に活用して病害虫の発生を抑制することが必要です。
実際の防除にあたっては、周辺環境に影響の少ない薬剤を選定のうえ、使用基準を遵守して周囲にドリフトしないように安全安心な処理を行い、収穫物の確保に努めることが必要です。本書を栽培管理の一助としてご活用していただければ幸いです。
(編者 平井一男・築尾嘉章)
初版 2015年1月末日
最終更新日 2017年3月15日
平井一男 | 元 (独)農業環境技術研究所 |
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築尾嘉章 | 元 (独)農業・食品産業技術総合研究機構花き研究所 |
害虫:村井智子 | (地独)青森県産業技術センターりんご研究所県南果樹部 |
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害虫:伊藤慎一 | 山形県病害虫防除所 |
全国農村教育協会
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