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防除ハンドブック カキの病害虫

防除ハンドブック カキの病害虫(表紙画像)

防除ハンドブックシリーズは、診断と防除を目的とした実用的な内容で、技術者や農家など、防除の現場での使いやすさを追求したコンパクトなシリーズです。最新の防除薬剤も紹介しています。
本書は、カキに普通に発生する病害虫を取りあげました。病害は10種、害虫は22種(42害虫)を掲載。カキ栽培を応援します。

診断

写真:特徴をとらえた鮮明な写真約110点で、病気の症状や害虫の生態・被害などがよくわかります。
解説:「被害」「発生」「防除」「薬剤」の項目を立て、病気や害虫の診断・対策が的確にできるよう、わかりやすく解説しています。

防除

耕種的、物理的、生物的な防除法のほか、最新の情報に基づいた病害虫防除薬剤を具体的な商品名で表記しました。

お手元に置きたい方は購入も可能です。

平井一男・築尾嘉章/編
菊原賢次・堤隆文・土`田聡/著
A5判 32頁 定価1,300円+税

防除ハンドブック カキの病害虫 購入ページ(全農教)

カキの病害虫目次

病害 害虫

はじめに

本ハンドブックは、栽培中のカキに多発する病害・虫害の被害、発生、防除について解説するとともに、生態・被害に関する多くの写真を掲載し、病害虫の種類が判定できるように配慮しました。
カキに発生する病害虫はうどんこ病、黒星病、炭疽病、カキクダアザミウマ、フジコナカイガラムシ、イラガなど多数みられますが、地域や栽培法、季節によって重要性が異なります。特に果実を加害するカメムシ類、アザミウマ類、カキノヘタムシガは品質低下と減収に結びつくので、カキ園を頻繁に観察し初期発生を確認し適切な対策を取ることが必要です。
病害虫管理の基本は、まず栽培現場でどんな病害虫が発生しているかを直接観察し判定することにあります。 病害虫が発生しやすい要因として、栽培品種や肥培管理などの栽培条件、さらに乾燥、低温多雨、高温多湿などの気象条件が考えられます。防除に当たってはそれぞれの病害虫の発生条件をよく理解し、まず予防的な栽培管理を行うことが必要です。
それでも病害虫の多発生が予想されるときには有用生物の機能と保全に配慮しながら、農水省に登録された適応薬剤を適切に活用して病害虫の発生を抑制することが必要です。
薬剤の使用に当たっては、周辺環境に影響の少ない薬剤を選定し、使用基準を遵守して散布者に影響しないように、周囲にドリフトしないように、安全安心な処理を徹底し、収穫物の確保に努めることが必要です。本書を栽培管理の一助としてご活用していただければ幸いです。

(編者 平井一男・築尾嘉章)

凡例

  • *本書では、カキ園にごく普通に発生する病害虫を取り上げた。
  • *病害虫の種類を判別しやすいように特徴的な写真を掲載し、被害、発生、防除、薬剤について簡潔に解説した。
  • *病害編に病原と発病部位を、害虫編に加害部位を以下のように記した。
    • 病原(糸状菌、細菌など)
    • 発病部位、加害部位(葉、枝、新稍、粗皮下、果実) など
  • *被害については加害による被害実態、被害部位などを解説した。
  • *防除については生態的、生物的、化学的防除法を解説した。
  • *薬剤については所定の日付(各ページ文末に記載)の登録状況に基づき、主要な商品をリストアップした。薬剤は剤型、単剤・混合剤によって、また、作物、栽培法や処理方法によって登録の違いがあるほか、登録変更になる場合もある。使用時にはラベルやインターネットによる情報などで登録内容を確認し、地域の防除暦や病害虫防除所などの指導に従っていただきたい。

インターネット版 防除ハンドブック カキの病害虫

初版 2013年3月1日 公開
最終更新日 2022年9月21日

編者

平井一男 元 (独)農業環境技術研究所
築尾嘉章 元 (独)農業・食品産業技術総合研究機構花き研究所

著者

病害:菊原賢次 福岡県農業総合試験場
害虫:堤 隆文 元 福岡県農業総合試験場
害虫:土`田 聡  国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構果樹茶業研究部門

写真提供者(五十音順、敬称略)

市橋秀幸 梅谷献二 小田道宏 河合省三 是永龍二 坂神泰輔 島根県農業技術センター 高井幹夫 田口義広 竹内浩二 山口福男 渡辺秀樹 全国農村教育協会

発行所

全国農村教育協会
東京都台東区台東1-26-6 〒110-0016
電話03-3833-1821 Fax03-3833-1665
http://www.zennokyo.co.jp