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トマト・ナス・ピーマンの病害虫

診断のための特徴的な写真を掲載し、被害、発生、防除、薬剤(農薬)について簡潔に解説しています。

ハスモンヨトウ

Spodoptera litura
チョウ(鱗翅)目ヤガ科

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ハスモンヨトウ
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若齢幼虫の集団食害による白変葉(ナス)

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多発圃場におけるピーマンの被害状況

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ピーマン葉を食害する5齢幼虫

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成虫(左が雌、右が雄)。体長15〜20mm

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ピーマン果実を食害する成熟幼虫

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ナス葉に産み付けられた卵塊


被害

葉、果実、花蕾、新梢を食害する。ふ化幼虫は集団で葉裏から表皮を残して食害するため、産卵された葉は白く透け、いわゆる白変葉になる。幼虫が大きくなると食害量も増え、発生が多いとほとんど葉を食い尽くされる。成熟幼虫は果実を好んで食害するため、密度が低くても被害は大きい。

被害作物

ナス、トマトなどナス科作物、ウリ科作物、アブラナ科作物等広範囲に及ぶ。

発生

非休眠性で、施設が主な越冬場所となっているため、施設栽培地帯では発生時期が早く、発生量も多い。施設での発生は、主に野外からの成虫の飛び込みによるが、周囲の雑草地から幼虫が侵入してくることもある。卵は葉裏に数百個かためて産みつけられる。若齢幼虫は集団で昼間も食害するが、成熟幼虫になると昼間は株元などに潜み、夜活動する。幼虫は通常6齢を経て土中で蛹化するが、一部7齢を経る。施設では秋季と翌年4、5月以降、露地では梅雨明けから10月頃にかけて発生が多い。梅雨明け後、高温乾燥が続く年に多発する。夏季には約1か月で卵から成虫になる。

防除

成虫の侵入防止に防虫ネット、防蛾灯(黄色蛍光灯)が有効。ふ化幼虫による白変葉を見つけ次第幼虫と共に除去する。発生の多い場合には早めに薬剤で防除する。

薬剤(農薬)

アタブロン、アニキ、カウンター、コテツ、ディアナSC、トルネード、ファルコン、フェニックス、プレオ、プレバソン、マトリック、BT剤(サブリナ、ゼンターリ、フローバック等)。作物によって登録内容が異なるので注意。※掲載している薬剤(農薬)は 2016年10月末現在登録のあるものから抜粋しています。
農薬の使用にあたっては必ずラベルを確認し、地域の防除暦や病害虫防除所等の指導に従ってください。


■農薬の登録情報について
最新の登録情報はこちらのページをご確認ください。(FAMIC:外部サイト)

■農薬の作用機構分類(国内農薬・概要)について
薬剤抵抗性の発達を回避するため、同一系統薬剤の連用を避け、ローテーション散布を心がけてください。

農薬の系統別分類はこちら
(国際団体CropLife International (CLI) の対策委員会が取りまとめた殺虫剤、殺菌剤、除草剤の分類表を農薬工業会が日本語に翻訳:外部サイト)

・殺虫剤(IRAC、2016年4月版 ver.8.1) *PDFデータ

・殺菌剤(FRAC、2017年4月版) *PDFデータ

・除草剤(HRAC、 2016年9月版 *Excelデータ

※実際の薬剤抵抗性対策については、お近くの病害虫防除所等関係機関などの指導に従ってください。

収録:防除ハンドブック「 トマト・ナス・ピーマンの病害虫

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