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トマト・ナス・ピーマンの病害虫

診断のための特徴的な写真を掲載し、被害、発生、防除、薬剤(農薬)について簡潔に解説しています。

ハモグリバエ類


マメハモグリバエ

Liriomyza trifolii

ナスハモグリバエ

Liriomyza bryoniae

トマトハモグリバエ

Liriomyza sativae

アシグロハモグリバエ

Liriomyza huidobrensis
ハエ(双翅)目ハモグリバエ科

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ハモグリバエ類
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トマトの被害葉(マメハモグリバエ)

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ナスの被害葉(マメハモグリバエ)

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ピーマンの被害葉(マメハモグリバエ)

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マメハモグリバエ成虫。体長約1.7mm

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マメハモグリバエ幼虫

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マメハモグリバエ蛹

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ナスハモグリバエ成虫。体長約2mm

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トマトハモグリバエ成虫。体長約1.7mm

ハモグリバエ類
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トマトハモグリバエ幼虫

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アシグロハモグリバエ成虫。体長約2mm


被害

雌成虫が産卵、吸汁のため、産卵管を葉に刺し、小さな白い斑点を生じさせるが、実害はほとんどない。しかし、幼虫は葉の組織内をジグザグに食害しながら進むため、白いスジ状の食害痕が生じる。ひどい場合には葉が白変し、その後褐変、落葉するため、生育が抑制される。トマトでは下位葉から被害がみられるが、ナスでは展開葉であれば部位に関係なく被害がみられる。なお、トマトハモグリバエの場合は、トマトでも部位に関係なく食害がみられる。加害部位は葉のみであり、果実は加害しない。被害症状はいずれのハモグリバエも同じである。なお、ピーマンにも寄生するが、ナス、トマトに比べると寄生量は少なく、被害は問題にならない。

被害作物

ナス、トマト、セロリ、シュンギク、インゲン、チンゲンサイ等。キュウリ、メロンなどウリ科(特にトマトハモグリバエの寄生が多い)。

発生

苗による持ち込み、成虫の飛来から発生が始まる。露地では、5月頃から発生がみられ始める。施設では3月以降発生が多くなるが、秋季に侵入すると冬季に若干増殖は鈍るものの栽培期間を通して発生する。発生適温は20〜30℃であり、卵から成虫になるまでの発育期間は25℃で約17日。なお、産卵量、発育期間は寄主植物によって異なる。成虫は黄色によく集まるので、黄色粘着板を設置することで、発生状況を把握できる。

防除

目合い1mm以下の防虫ネットを換気窓に被覆すると侵入防止効果が高い。発生初期のマイネックス、ヒメトップ、ヒメコバチDI、ミドリヒメ等の放飼が有効。多発時には薬剤による防除が必要である。

薬剤(農薬)

アクタラ、アニキ、アファーム、カスケード、コロマイト、スタークル・アルバリン、スピノエース、ダントツ・ベニカ、ディアナSC、トリガード、ハチハチ、プレオ、プレバソン等。作物によって登録内容が異なるので注意する。※掲載している薬剤(農薬)は2016年10月末現在登録のあるものから抜粋しています。
使用にあたっては必ずラベルを確認し、地域の防除暦や病害虫防除所等の指導に従ってください。
薬剤の登録情報についてはこちらのページをご確認ください。(FAMIC:外部サイト)
農薬登録に短期曝露評価が導入されました。登録内容の変更にご注意ください。
(急性参照用量・ARfD 関連)⇒【特集記事へ

収録:防除ハンドブック「 トマト・ナス・ピーマンの病害虫

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