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トマト・ナス・ピーマンの病害虫

診断のための特徴的な写真を掲載し、被害、発生、防除、薬剤(農薬)について簡潔に解説しています。

ナス褐色腐敗病

Phytophthora capsici

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ナス褐色腐敗病
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果実の病斑。表面に灰白色のかびが生じる

ナス褐色腐敗病
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果実表面全体がかびておおわれている

ナス褐色腐敗病
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葉、茎、果実が激しく侵されている


被害

苗では地際の茎が淡褐色水浸状にくびれ、地上部は萎れて枯死する。葉や葉柄に発生すると暗緑色水浸状に腐敗する。定植後は根、地際の茎、枝、果実で発生する。根では細根が褐変腐敗して新根の発生が不良となる。地際の茎は褐変、腐敗してややくびれる。根や茎が侵されると地上部は下葉から黄化して萎れ、発病が激しいと株全体が萎れて枯死する。枝には淡褐色水浸状の病斑を生じ、病斑が枝をとりまくとそれより上部が萎れて枯死する。果実では成熟果の被害が大きく、褐色のややくぼんだ病斑を生じ、次第に拡大して果実全体が腐る。多湿時には病斑上に灰白色のかびを生じる。

被害作物

トマト、ピーマン、キュウリ、スイカ、カボチャなど。

発生

施設栽培、露地栽培で発生する。露地栽培では6~9月に果実の被害が発生しやすい。果実被害は圃場で発生するほか、市場病害としても重要である。施設栽培では4月以降に発生し、梅雨後半から9月にかけて降雨が多いと多発する。病原菌は被害残渣とともに土中に残り次作の伝染源となる。病原菌は雨滴や灌水などで水媒伝染する。

防除

連作をしない。ナス科、ウリ科との輪作も避ける。排水を良くする。高畦栽培する。抵抗性台木に接ぎ木する。敷きわらまたはマルチ栽培する。発病株は直ちに抜き取る。施設栽培では夏季にハウスを密閉して太陽熱消毒する。

薬剤(農薬)

アミスターオプティ、ドーシャス、フェスティバルC、フォリオゴールド、プロポーズ、ホライズン、ライメイ、ランマン、レーバス、ワイドヒッター等。※掲載している薬剤(農薬)は2016年10月末現在登録のあるものから抜粋しています。
使用にあたっては必ずラベルを確認し、地域の防除暦や病害虫防除所等の指導に従ってください。
薬剤の登録情報についてはこちらのページをご確認ください。(FAMIC:外部サイト)
農薬登録に短期曝露評価が導入されました。登録内容の変更にご注意ください。
(急性参照用量・ARfD 関連)⇒【特集記事へ

収録:防除ハンドブック「 トマト・ナス・ピーマンの病害虫

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