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トマト・ナス・ピーマンの病害虫

診断のための特徴的な写真を掲載し、被害、発生、防除、薬剤(農薬)について簡潔に解説しています。

トマトモザイク病

Cucumber mosaic virus(CMV)、Tomato mosaic virus(ToMV)等

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トマトモザイク病
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CMVによるモザイク症状

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ToMVによる果実の輪紋

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ToMVによる萎れ

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茎と葉のえそ症状


被害

ウイルスの種類、トマトの品種、栽培時期等によって症状は異なるが、一般に、葉の緑が濃淡になるモザイク症状を生じる。症状は生長点付近の上葉では鮮明であるが、下位葉では不鮮明となる。また、葉が奇形になり、糸葉状に細くなる。被害が激しいと株全体がわい化、萎縮する。茎や葉にえそ症状を生じることもある。また、果実にもえそ斑点を生じる。施設栽培では低温時にToMVによって萎れることがある。

被害作物

CMV:多犯性で多くの野菜・花き類を侵す。ToMV:主にトマト。

発生

CMVによるモザイク病は露地栽培で発生しやすいが、施設の抑制栽培などでも発生する。CMVは周辺の罹病植物を吸汁したアブラムシによって伝染する。4~5月から秋にかけて晴天が続き、アブラムシの発生が多いとCMVによるモザイク病の発生も多くなる。ToMVによるモザイク病は1年を通じて発生する。種子によって伝染し、被害残渣とともに土中に残って土壌伝染する。また、接触伝染性が強く、通常の管理作業によって容易に周囲の株に伝染する。

防除

CMVの場合はアブラムシの防除を徹底する。周辺の雑草を除去する。ToMVの場合は抵抗性品種が数多くあるのでこれを利用する。連作をしない。いずれの場合も発病株は直ちに抜き取る。

薬剤(農薬)

アブラムシの項参照。レンテミン(感染防止)。※掲載している薬剤(農薬)は 2016年10月末現在登録のあるものから抜粋しています。
農薬の使用にあたっては必ずラベルを確認し、地域の防除暦や病害虫防除所等の指導に従ってください。


■農薬の登録情報について
最新の登録情報はこちらのページをご確認ください。(FAMIC:外部サイト)

■農薬の作用機構分類(国内農薬・概要)について
薬剤抵抗性の発達を回避するため、同一系統薬剤の連用を避け、ローテーション散布を心がけてください。

農薬の系統別分類はこちら
(国際団体CropLife International (CLI) の対策委員会が取りまとめた殺虫剤、殺菌剤、除草剤の分類表を農薬工業会が日本語に翻訳:外部サイト)

・殺虫剤(IRAC、2016年4月版 ver.8.1) *PDFデータ

・殺菌剤(FRAC、2017年4月版) *PDFデータ

・除草剤(HRAC、 2016年9月版 *Excelデータ

※実際の薬剤抵抗性対策については、お近くの病害虫防除所等関係機関などの指導に従ってください。

収録:防除ハンドブック「 トマト・ナス・ピーマンの病害虫

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