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トマト・ナス・ピーマンの病害虫

診断のための特徴的な写真を掲載し、被害、発生、防除、薬剤(農薬)について簡潔に解説しています。

トマト褐色根腐病

Pyrenochaeta lycopersici

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トマト褐色根腐病
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最初、晴天時に生長点付近が萎れる

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やがて萎れは回復しなくなる

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根は褐変し、ゴボウ根となる

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圃場全体に被害が発生した様子


被害

はじめ、晴天の日の日中に萎れ、夜間や曇雨天の日は回復することを繰り返すが、やがて回復しなくなる。発病が激しい場合は生育が抑制され、やがて枯死するが、気温が上がると回復する場合も多い。根が褐色に腐敗し、細根が脱落してゴボウ根となって亀裂が入りコルク化する。また、発病が軽い場合は地上部には症状は現れないが、根が褐変して、潜在的な生育抑制を引き起こし、減収となる。

被害作物

トマト

発生

施設栽培で秋~春の低温期に発生する。病原菌は被害残渣とともに土中に残り、次作の伝染源となる。発病は地温が15~18℃の低温になると多くなる。他の病害は株単位の発病で、圃場内に発病株が散見されるのに対し、本病の発生は圃場全体に及び、どの株も多少とも発病するのが特徴である。病原性が弱く、発病も緩慢で致命傷となりにくい分、じわじわと病原菌がまん延し、放置しておくと著しい被害を招く。

防除

連作しない。抵抗性の台木に接ぎ木する。地温を確保するため冬季の夜温を下げすぎない。被害根をなるべく圃場に残さない。夏季にハウスを密閉する太陽熱消毒や土壌還元消毒(地温30℃以上で、土壌にフスマまたは米糠を入れ、湛水状態とする)を行う。

薬剤(農薬)

土壌消毒:ガスタード、クロピクテープ、バスアミド等。※掲載している薬剤(農薬)は 2016年10月末現在登録のあるものから抜粋しています。
農薬の使用にあたっては必ずラベルを確認し、地域の防除暦や病害虫防除所等の指導に従ってください。


■農薬の登録情報について
最新の登録情報はこちらのページをご確認ください。(FAMIC:外部サイト)

■農薬の作用機構分類(国内農薬・概要)について
薬剤抵抗性の発達を回避するため、同一系統薬剤の連用を避け、ローテーション散布を心がけてください。

農薬の系統別分類はこちら
(国際団体CropLife International (CLI) の対策委員会が取りまとめた殺虫剤、殺菌剤、除草剤の分類表を農薬工業会が日本語に翻訳:外部サイト)

・殺虫剤(IRAC、2016年4月版 ver.8.1) *PDFデータ

・殺菌剤(FRAC、2017年4月版) *PDFデータ

・除草剤(HRAC、 2016年9月版 *Excelデータ

※実際の薬剤抵抗性対策については、お近くの病害虫防除所等関係機関などの指導に従ってください。

収録:防除ハンドブック「 トマト・ナス・ピーマンの病害虫

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