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菜園の病害虫

診断のための特徴的な写真を掲載し、被害、発生、防除、薬剤(農薬)について簡潔に解説しています。

菌核病

Sclerotinia sclerotiorum

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菌核病
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結球が腐敗し、黒い菌核ができる(キャベツ)

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罹病部から上方が枯れる(トマト)

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基部から腐敗し、白色のかびが発生する(ハクサイ)

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罹病した茎内に菌核ができる(トマト)

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地際部が発病しやすい(レタス)

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果実が腐敗し、白いかびと黒い菌核が発生する(トマト)


被害

キャベツでは結球が進んだ時期から収穫期にかけて下葉の基部にぬれたような病斑が伸展し、腐敗が広がる。発病した結球の葉を1、2枚はがすと内部に白いかびがはびこっている。腐敗が結球の全体に広がる頃には腐敗部に5mm大の黒い塊(菌核)が形成されている。ハクサイやレタスでは地面に接する下葉から発病しやすい。トマトでは茎の地際部や分岐部等から発病する。茎表面にぬれたような病斑ができ、すぐに淡褐色になり、腐敗する。病斑が茎を取り巻くと上部の茎葉は萎れ、やがて枯死する。果実も発病する。病斑部の表面や茎内に白い綿のようなかびと黒い菌核が形成される。茎内部では菌核が連なって形成されることが多い。腐敗臭は少ないことと菌核が形成されることから軟腐病等と区別できる。

被害作物

キャベツ、キュウリ、トマト、ナス、ハクサイ、レタス等。他にガーベラ、トルコギキョウ等、多くの花卉類にも発生する。

発生

病原菌(菌核)は土中で4~6年間生存する。老化した下葉や傷痕から侵入する。露地では春と秋に発生。

防除

発病株は早めに処分する。罹病植物の残渣は取り除き、伝染源となる菌核を畑にこぼさない。

薬剤(農薬)

アフェット、アミスター、オンリーワン、カンタス、ゲッター、スミブレンド、スミレックス、セイビアー、ダイマジン、トップジンM、ベルクート、ベンレート、ロブラール等(作物ごとに登録を確認して使用する)。※掲載している薬剤(農薬)は 2016年10月末現在登録のあるものから抜粋しています。
農薬の使用にあたっては必ずラベルを確認し、地域の防除暦や病害虫防除所等の指導に従ってください。


■農薬の登録情報について
最新の登録情報はこちらのページをご確認ください。(FAMIC:外部サイト)

■農薬の作用機構分類(国内農薬・概要)について
薬剤抵抗性の発達を回避するため、同一系統薬剤の連用を避け、ローテーション散布を心がけてください。

農薬の系統別分類はこちら
(国際団体CropLife International (CLI) の対策委員会が取りまとめた殺虫剤、殺菌剤、除草剤の分類表を農薬工業会が日本語に翻訳:外部サイト)

・殺虫剤(IRAC、2016年4月版 ver.8.1) *PDFデータ

・殺菌剤(FRAC、2017年4月版) *PDFデータ

・除草剤(HRAC、 2016年9月版 *Excelデータ

※実際の薬剤抵抗性対策については、お近くの病害虫防除所等関係機関などの指導に従ってください。

収録:防除ハンドブック「 菜園の病害虫

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