病害虫・雑草の情報基地

新規会員登録

菜園の病害虫

診断のための特徴的な写真を掲載し、被害、発生、防除、薬剤(農薬)について簡潔に解説しています。

灰色かび病

Botrytis cinerea

写真をクリックすると拡大します

灰色かび病
閉じる

粉のようなかびに被われた幼果の被害(キュウリ)

灰色かび病
閉じる

結球部が腐敗するレタス

灰色かび病
閉じる

茎の傷痕から発病し、上部が萎凋、枯死する(トマト)

灰色かび病
閉じる

花落ち部から発病し、罹病部は灰色のかびに被われる(トマト)

灰色かび病
閉じる

茎の病斑部に灰色~淡褐色の胞子が粉のように発生する(トマト)

灰色かび病
閉じる

花殻が付着した部位から発病したさや(さやえんどう)


被害

初めやや老化した花弁や傷んだ葉先等が腐敗する。果実は花の残渣が発病したところから病斑が広がることが多い。発病した花が葉に落下するとその部分から発病が始まる。茎では枝の分岐部、支柱やテープによる擦れた傷の痕等から発病する。茎や枝の病斑が取り巻くと、病斑部から上部は萎れ、やがて枯死する。特に茎の地際部が罹病すると株枯れを起こすため、被害が大きい。病斑上には灰色~淡褐色で粉状のかび(胞子)が大量に発生する。

被害作物

イチゴ、オクラ、キュウリ、サヤエンドウ、トマト、ナス、ピーマン、レタス等。他に多数の花卉類や果樹にも発生する。

発生

病原菌は罹病植物の残渣等で生存する。周辺の罹病植物からも胞子が飛散する。露地では5~6月に降雨が連続すると発病しやすい。

防除

老化した花や葉を取り除く。収穫後の残渣や枯れ葉等を放置しない。周辺の他植物の罹病にも注意する。

薬剤(農薬)

アフェット、アミスター、オンリーワン、カリグリーン、カンタス、ゲッター、ジャストミート、ストロビー、スミブレンド、スミレックス、セイビアー、ダイマジン、ダコニール、ハーモメイト、フルピカ、ベルクート、ボトキラー(微生物農薬)、ボトピカ(微生物農薬)、ポリオキシンAL、ポリベリン、ロブラール等(作物ごとに登録を確認して使用する)。※掲載している薬剤(農薬)は2016年10月末現在登録のあるものから抜粋しています。
使用にあたっては必ずラベルを確認し、地域の防除暦や病害虫防除所等の指導に従ってください。
薬剤の登録情報についてはこちらのページをご確認ください。(FAMIC:外部サイト)
農薬登録に短期曝露評価が導入されました。登録内容の変更にご注意ください。
(急性参照用量・ARfD 関連)⇒【特集記事へ

収録:防除ハンドブック「 菜園の病害虫

目次へ戻る | ホームへ戻る

稲の病害虫と雑草 |  豆類の病害虫 |  ジャガイモの病害虫 |  サツマイモの病害虫 | 
アブラナ科野菜の病害虫 |  トマト・ナス・ピーマンの病害虫 |  キュウリ・スイカ・メロンの病害虫 | 
イチゴの病害虫 |  ネギ類の病害虫 |  菜園の病害虫 |  カキの病害虫 |  リンゴの病害虫 | 
日本ナシの病害虫 |  西洋ナシの病害虫 |   カンキツの病害虫 |  花の病害虫 | 
難防除雑草 |  ブドウの病害虫