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ネギの病害虫

診断のための特徴的な写真を掲載し、被害、発生、防除、薬剤(農薬)について簡潔に解説しています。

ロビンネダニ

Rhizoglyphus robini
ダニ目コナダニ科 《加害》茎(軟白部)、根部

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ロビンネダニ
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ロビンネダニ ©全農教

ロビンネダニ
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多発したロビンネダニ ©全農教

ロビンネダニ
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被害 ©全農教

ロビンネダニ
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被害(右から左に向かってより多発) ©全農教


被害

本種が茎盤内に食入し吸汁加害すると、地上部の生育が徐々に抑制される。葉色の悪化をもたらすほか、多発すると分けつや球根肥大の抑制、加害部位の空洞化や腐敗などを起こす。

被害作物

ネギ(ワケネギを含む)、アサツキなどのネギ属作物。

発生

雌雄成虫の体長はそれぞれ約0.7mmおよび0.6mmである。成虫の体は乳白色で光沢に富み、顎体部と脚は赤褐色である。脚は、若虫および成虫では4対、幼虫では3対である。卵は長径0.2mmの楕円形で、白色である。本種は卵→幼虫→第1若虫→第3若虫→成虫の5期からなる。環境が悪くなると第1若虫は第2若虫に相当するヒポプスhypopusに変化し、環境が良くなると第3若虫に変化する。ヒポプスは劣悪環境に対する耐性が高く、餌のない条件下でも長期間の生存が可能であり、口が退化し、体が淡褐色であるなど、他のステージとは形態も大きく異なる。ヒポプスは、寄主作物が植えられるとただちに寄生し、第3若虫、成虫へと発育して繁殖を始める。1雌当たりの産卵数は約100個であり、卵は発根部(加害部位)に産下される。発育適温は20~30℃、卵~成虫の発育期間は10~17日である。年間を通して10回以上発生するが、多発するのは春~初夏と秋である。酸性で粘土質が少ない土壌を好み、砂土や火山灰土、有機質に富んだ膨軟な土壌などでの発生が多い。また、連作ほ場で多発する傾向がある。主な発生源は、寄生された苗による持ち込みと、前作からの残存個体である。

防除

前作で発生があった場合には、栽培終了後、ほ場に作物残渣を残さぬように注意する。太陽熱消毒や湛水処理による防除が有効である。また、本種は酸性土壌を好むため、必要に応じて土壌の酸度を矯正する。定植時には苗に本種が寄生していないことを確認する。

薬剤(農薬)

推奨薬剤なし※掲載している薬剤(農薬)は 2018年1月末現在登録のあるものから抜粋しています。
農薬の使用にあたっては必ずラベルを確認し、地域の防除暦や病害虫防除所等の指導に従ってください。


■農薬の登録情報について
最新の登録情報はこちらのページをご確認ください。(FAMIC:外部サイト)

■農薬の作用機構分類(国内農薬・概要)について
薬剤抵抗性の発達を回避するため、同一系統薬剤の連用を避け、ローテーション散布を心がけてください。

農薬の系統別分類はこちら
(国際団体CropLife International (CLI) の対策委員会が取りまとめた殺虫剤、殺菌剤、除草剤の分類表を農薬工業会が日本語に翻訳:外部サイト)

・殺虫剤(IRAC、2016年4月版 ver.8.1) *PDFデータ

・殺菌剤(FRAC、2017年4月版) *PDFデータ

・除草剤(HRAC、 2016年9月版 *Excelデータ

※実際の薬剤抵抗性対策については、お近くの病害虫防除所等関係機関などの指導に従ってください。

収録:防除ハンドブック「 ネギの病害虫

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