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ネギの病害虫

診断のための特徴的な写真を掲載し、被害、発生、防除、薬剤(農薬)について簡潔に解説しています。

べと病

Peronospora destructor
《病原》糸状菌

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べと病
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灰色のかびが密生した初期病斑 ©竹内妙子

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周囲の不鮮明な黄白色の大型病斑 ©竹内妙子

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淡黄色に枯れた被害葉 ©竹内妙子


被害

全身感染した株は生育が停止し、草丈が低く、葉全体が厚みを増して、白色~黄色に変わる。この株は、春と秋に降雨が続くと葉の表面に白いかび(胞子)を生じ、葉は黄変して枯れる。胞子は雨滴等により周囲に飛散する(二次伝染)。二次伝染した株は、葉や花梗に長楕円形ないし紡錘形で黄白色の大型病斑を生じ、表面に白~灰色のかびを生じる。このかびはしだいに暗緑色~暗紫色に変わる。症状がすすむと被害葉は淡黄色にしおれて枯れる。

被害作物

ネギの他、タマネギ、ワケギを侵す。

発生

卵菌類と呼ばれるかびによる病害で、病原菌は残さとともに卵胞子または菌糸の状態で土壌中に残る。全身感染症状株は3~4月と11~12月頃に見られる。二次伝染株は4~5月頃と11月頃に発生する。年次によって発生に差があり、気温が15℃前後で降雨が続くと多発する。発生の多い圃場に連作すると発生しやすい。排水が悪く、日陰で風通しの悪い圃場で発生しやすい。

防除

発生の多い圃場に連作しない。苗床は薄まきにして、多肥栽培を避ける。健全な種子を使用する。苗床の発病株は速やかに除去する。発病初期から薬剤を散布する。

薬剤(農薬)

アミスター(ネギ、ワケギ、アサツキ)、アリエッティ(ネギ、ワケギ)、カンパネラ(ネギ)、ザンプロDM(ネギ)、ジマンダイセン(ネギ)、ダイナモ(ネギ)、ダコニール1000(ネギ、ワケギ)、プロポーズ(ネギ)、ベトファイター(ネギ)、ペンコゼブ(ネギ)、ランマン(ネギ、ワケギ)、レーバス(ネギ)など※掲載している薬剤(農薬)は 2018年1月末現在登録のあるものから抜粋しています。
農薬の使用にあたっては必ずラベルを確認し、地域の防除暦や病害虫防除所等の指導に従ってください。


■農薬の登録情報について
最新の登録情報はこちらのページをご確認ください。(FAMIC:外部サイト)

■農薬の作用機構分類(国内農薬・概要)について
薬剤抵抗性の発達を回避するため、同一系統薬剤の連用を避け、ローテーション散布を心がけてください。

農薬の系統別分類はこちら
(国際団体CropLife International (CLI) の対策委員会が取りまとめた殺虫剤、殺菌剤、除草剤の分類表を農薬工業会が日本語に翻訳:外部サイト)

・殺虫剤(IRAC、2016年4月版 ver.8.1) *PDFデータ

・殺菌剤(FRAC、2017年4月版) *PDFデータ

・除草剤(HRAC、 2016年9月版 *Excelデータ

※実際の薬剤抵抗性対策については、お近くの病害虫防除所等関係機関などの指導に従ってください。

収録:防除ハンドブック「 ネギの病害虫

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