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西洋ナシの病害虫

診断のための特徴的な写真を掲載し、被害、発生、防除、薬剤(農薬)について簡潔に解説しています。

ナシヒメシンクイ

Grapholita molesta
チョウ目ハマキガ科 《加害》果実、枝

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ナシヒメシンクイ
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ナシヒメシンクイによる被害果 ©伊藤慎一

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ナシヒメシンクイによる被害果 ©伊藤慎一

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ナシヒメシンクイ幼虫による被害果内部の加害状況 ©伊藤慎一

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果実ていあ部の食入孔にみられる虫糞 ©伊藤慎一

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被害果内のナシヒメシンクイ幼虫の形態 ©伊藤慎一

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フェロモントラップに誘殺されたナシヒメシンクイ雄成虫 ©伊藤慎一


被害

幼虫は新梢や徒長枝の先端から食入し、加害を受けた新梢は食入部から枯れて折れ曲がる芯折れとなる。また、果実に孔をあけて食入し、食入孔から糞を排出する。

被害作物

リンゴ、ナシ類、モモ、スモモ、オウトウなどを果実や新梢を食害する。

発生

寒冷地以北では年4回発生し、越冬は成熟幼虫で粗皮下、枝のすきまなどに粗い繭を作って越冬する。越冬世代成虫は4月末頃から出現し、第一世代幼虫がモモなどで芯折れを起こす。セイヨウナシの果実の食入は、第四世代幼虫が発生する9月頃に最も多くなる。

防除

付近のモモ、オウトウ、スモモなどの芯折れは見つけしだい摘除する。成虫の発生盛期に殺虫剤を散布する。また、ナシヒメシンクイに効果のある交信かく乱剤を設置する。

薬剤(農薬)

有機リン剤のダイアジノンやダーズバン、ジアミド剤のエクシレルやサムコル、ネオニコチノイド剤のモスピランやバリアード、合成ピレスロイド剤のスカウトやバイスロイドのいずれかを散布する。※掲載している薬剤(農薬)は 2015年10月末現在登録のあるものから抜粋しています。
農薬の使用にあたっては必ずラベルを確認し、地域の防除暦や病害虫防除所等の指導に従ってください。


■農薬の登録情報について
最新の登録情報はこちらのページをご確認ください。(FAMIC:外部サイト)

■農薬の作用機構分類(国内農薬・概要)について
薬剤抵抗性の発達を回避するため、同一系統薬剤の連用を避け、ローテーション散布を心がけてください。

農薬の系統別分類はこちら
(国際団体CropLife International (CLI) の対策委員会が取りまとめた殺虫剤、殺菌剤、除草剤の分類表を農薬工業会が日本語に翻訳:外部サイト)

・殺虫剤(IRAC、2016年4月版 ver.8.1) *PDFデータ

・殺菌剤(FRAC、2017年4月版) *PDFデータ

・除草剤(HRAC、 2016年9月版 *Excelデータ

※実際の薬剤抵抗性対策については、お近くの病害虫防除所等関係機関などの指導に従ってください。

収録:防除ハンドブック「 」

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