診断のための特徴的な写真を掲載し、被害、発生、防除、薬剤(農薬)について簡潔に解説しています。
主に果実と枝幹部に発生する。果実では軟腐症状を伴った同心輪紋病斑を形成する。無袋栽培の果実に発生し、収穫期から市場や小売店までの流通過程で発生する。また、幹や枝に通称「いぼ皮病斑」を形成するため、いぼ皮病とも言い、多数発生すると樹勢の低下につながる。
幹や枝に形成されたいぼ皮病斑の表面に柄胞子を形成し、風雨により飛散する。柄胞子の形成は、2~5年生枝で多く、数年間持続する。柄胞子は幼果では果点部から、新梢では皮目などから侵入する。果実では収穫の成熟時まで菌糸で潜伏している。
柄胞子の主要な飛散時期は、梅雨時期となるため、この時期に散布間隔が空かないように薬剤を散布する。伝染源であるいぼ皮病斑を削り取り、保護剤を塗布する。
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