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ニホンナシの病害虫

診断のための特徴的な写真を掲載し、被害、発生、防除、薬剤(農薬)について簡潔に解説しています。

ハマキガ類


チョウ目ハマキガ科

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チャハマキ成虫 ©鹿島哲郎

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リンゴコカクモンハマキ成虫 ©全農教

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チャノコカクモンハマキ成虫 ©全農教

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チャノコカクモンハマキ幼虫 ©全農教

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リンゴコカクモンハマキ幼虫 ©全農教

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ハマキガ類蛹の脱出殻 ©鹿島哲郎

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花蕾を食害するハマキガ類幼虫 ©鹿島哲郎

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ハマキガ類による果実と葉の接触面の食害 ©鹿島哲郎

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ハマキガ類による葉の綴り ©鹿島哲郎


チャノコカクモンハマキ

Adoxophyes honmai

リンゴコカクモンハマキ

Adoxophyes orana

チャハマキ

Homona magnanima

被害

いずれのハマキガも広食性であり、幼虫が葉、花蕾、果実の表面などを食害する。葉を綴り、中で食害および蛹化する。リンゴコカクモンハマキはナシ園内でも越冬するため、越冬幼虫が花蕾を食害したり花弁を綴ったりして加害する。

生態

チャノコカクモンハマキは年4~5回の発生で、チャなどの常緑広葉樹を中心に生息し、生息密度が高いとナシなどの落葉樹へ飛来するとされる。リンゴコカクモンハマキは年4~5回の発生で、落葉広葉樹に生息して第1回成虫は5月中旬ごろに飛来する。チャハマキは年3~4回の発生で、常緑樹の葉を綴って越冬し、第1回成虫は4月上旬~5月下旬に出現する。いずれの種も幼虫態で越冬する。また、世代が重なって発生ピークが判然としないことがある。

防除

発芽期から落花期、幼果期の薬剤防除が重要である。この時期は比較的発育ステージが揃うため、防除効果が上がりやすい。薬剤防除は、若齢幼虫期に実施するのが効果的であるため、フェロモントラップへの成虫誘殺数を参考に、成虫発生ピークの数日後を目安に実施する。複合交信攪乱剤の利用も効果的であるが、一般的に処理面積が広い方が効果的であるため、地域単位で処理するのがよい。

薬剤(農薬)

エクシレル,カスケード,コンフューザーN,スミチオン,ダーズバン,ダイアジノン,ディアナ,テルスター,フェニックス,ラービン,ロディーなど※掲載している薬剤(農薬)は 2016年10月末現在登録のあるものから抜粋しています。
農薬の使用にあたっては必ずラベルを確認し、地域の防除暦や病害虫防除所等の指導に従ってください。


■農薬の登録情報について
最新の登録情報はこちらのページをご確認ください。(FAMIC:外部サイト)

■農薬の作用機構分類(国内農薬・概要)について
薬剤抵抗性の発達を回避するため、同一系統薬剤の連用を避け、ローテーション散布を心がけてください。

農薬の系統別分類はこちら
(国際団体CropLife International (CLI) の対策委員会が取りまとめた殺虫剤、殺菌剤、除草剤の分類表を農薬工業会が日本語に翻訳:外部サイト)

・殺虫剤(IRAC、2016年4月版 ver.8.1) *PDFデータ

・殺菌剤(FRAC、2017年4月版) *PDFデータ

・除草剤(HRAC、 2016年9月版 *Excelデータ

※実際の薬剤抵抗性対策については、お近くの病害虫防除所等関係機関などの指導に従ってください。

収録:防除ハンドブック「 ニホンナシの病害虫

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