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ニホンナシの病害虫

診断のための特徴的な写真を掲載し、被害、発生、防除、薬剤(農薬)について簡潔に解説しています。

アブラゼミ

Graptopsaltria nigrofuscata
ヨコバイ目セミ科

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アブラゼミ
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アブラゼミ成虫 ©鹿島哲郎


被害

成虫はナシの樹皮や枯れ枝に産卵するが、果実袋にも産卵することから産卵管が袋内の果皮に刺さって刺し傷をつけ、外観損傷の被害が発生する。また、産卵による樹皮の傷口が胴枯病菌や輪紋病菌の侵入門となったり、幼虫が根を吸汁することにより樹勢低下を招いたりするなど、間接的な被害も発生する。

生態

樹皮などに産み込まれた卵はそのまま越年し、翌年6~7月頃に孵化して土中に潜る。5~6年の幼虫期間を経て、成虫は7月中旬~9月中旬に発生する。多目的防災網設置園では、園内で発生した個体が園内に留まることから多発生となりやすい。

防除

通常の発生では、防除の必要はない。成虫が果実にも多く停まるほど発生して果面に刺し傷ができるような状況であれば、薬剤散布を実施する。また、羽化のために主幹を登る幼虫を捕獲する捕獲器を設置したり、産卵数を減らすために粗皮削りを行ったりすることも有効である。

薬剤(農薬)

アグロスリン※掲載している薬剤(農薬)は 2016年10月末現在登録のあるものから抜粋しています。
農薬の使用にあたっては必ずラベルを確認し、地域の防除暦や病害虫防除所等の指導に従ってください。


■農薬の登録情報について
最新の登録情報はこちらのページをご確認ください。(FAMIC:外部サイト)

■農薬の作用機構分類(国内農薬・概要)について
薬剤抵抗性の発達を回避するため、同一系統薬剤の連用を避け、ローテーション散布を心がけてください。

農薬の系統別分類はこちら
(国際団体CropLife International (CLI) の対策委員会が取りまとめた殺虫剤、殺菌剤、除草剤の分類表を農薬工業会が日本語に翻訳:外部サイト)

・殺虫剤(IRAC、2016年4月版 ver.8.1) *PDFデータ

・殺菌剤(FRAC、2017年4月版) *PDFデータ

・除草剤(HRAC、 2016年9月版 *Excelデータ

※実際の薬剤抵抗性対策については、お近くの病害虫防除所等関係機関などの指導に従ってください。

収録:防除ハンドブック「 ニホンナシの病害虫

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