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リンゴの病害虫

診断のための特徴的な写真を掲載し、被害、発生、防除、薬剤(農薬)について簡潔に解説しています。

輪紋病(いぼ皮病)

Botryosphaeria berengeriana f. sp. piricola
《病原》糸状菌 《発病》枝、果実

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輪紋病(いぼ皮病)
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枝のいぼ皮症状 ©全農教

輪紋病(いぼ皮病)
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果実の初期病斑 ©全農教

輪紋病(いぼ皮病)
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輪紋状に拡大した病斑 ©全農教


被害

果実と枝に発生する。果実では成熟期に発病することが多く、最初黒~黒褐色の小斑点を形成し、後に輪紋状の病斑に拡大する。病斑内には黒色小粒点(柄子殻)を多数形成する。果実は軟化腐敗する。枝では最初皮目の隆起したような小さないぼを形成し、これが後に大きくなり典型的ないぼを散在するようになる(いぼ皮症状)。いぼが多発した枝は衰弱する。

発生

伝染源は枝のいぼ病斑内に形成される柄胞子である。これが降雨で飛散し、果実の果点や新梢の皮目などから感染する。感染は6~7月頃に多く、果実では1~3か月程度の、枝では1~2年程度の潜伏期間を経て発病する。果実に形成される柄胞子は伝染源にならない。

防除

休眠期にいぼ病斑を削り取り塗布剤を処理する。また、多発した枝を切除する。梅雨期を中心に有効薬剤を散布する。

薬剤(農薬)

アントラコール、オキシンドー、オーソサイド、キノンドー、ジマンダイセン、ストロビー、チオノック、デラン、ドキリン、トップジンM、トレノックス、ナリア、パスポート、フリント、ベフラン、ベルクート等。これらの中には枝幹塗布剤もある。※掲載している薬剤(農薬)は 2018年1月末現在登録のあるものから抜粋しています。
農薬の使用にあたっては必ずラベルを確認し、地域の防除暦や病害虫防除所等の指導に従ってください。


■農薬の登録情報について
最新の登録情報はこちらのページをご確認ください。(FAMIC:外部サイト)

■農薬の作用機構分類(国内農薬・概要)について
薬剤抵抗性の発達を回避するため、同一系統薬剤の連用を避け、ローテーション散布を心がけてください。

農薬の系統別分類はこちら
(国際団体CropLife International (CLI) の対策委員会が取りまとめた殺虫剤、殺菌剤、除草剤の分類表を農薬工業会が日本語に翻訳:外部サイト)

・殺虫剤(IRAC、2016年4月版 ver.8.1) *PDFデータ

・殺菌剤(FRAC、2017年4月版) *PDFデータ

・除草剤(HRAC、 2016年9月版 *Excelデータ

※実際の薬剤抵抗性対策については、お近くの病害虫防除所等関係機関などの指導に従ってください。

収録:防除ハンドブック「 リンゴの病害虫

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