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リンゴの病害虫

診断のための特徴的な写真を掲載し、被害、発生、防除、薬剤(農薬)について簡潔に解説しています。

葉巻萎縮病

Geniculosporium spp.
《病原》糸状菌 《発病》根、幹、葉、果実

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葉巻萎縮病
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被害根の木質部腐敗 ©浅利正義

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露出した太根の草刈り機による損傷 ©浅利正義

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典型的な葉の症状 ©浅利正義

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葉脈間壊死をともなう発病枝 ©浅利正義

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幼果(陽光)の水浸状症状 ©浅利正義

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重症化した主枝 ©浅利正義

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着花量の少ない発病樹 ©浅利正義


被害

平成20年に発生が初確認された新病害である。根および幹に発生する。症状的には苦土欠乏症と類似する。これらの木質部が腐敗し、症状として、葉がこぶ状の退色斑を形成し、葉色が淡く、壊死斑を形成する。葉は裏側に湾曲することが多い。重症化した枝では葉が極端に萎縮し、新梢の伸長も抑制される。品種によって幼果の果肉が水浸状となる症状も見られる。発生樹は健全樹と比べて着花量が劣る。発生した枝を切除すると、翌年に別の枝に発生する。

発生

病原菌は木材腐朽菌の一種である。伝染源は子座に形成される子のう胞子と発病部に形成される分生子、土壌中に生息する菌糸と考えられる。これらが地上に露出した太根や主幹地際部の草刈り機等により生じた損傷部から感染する。感染後、木質部の腐敗が進み、主幹部におよぶと著しく衰弱し枯死する。

防除

早期に発見し、発病(木質部の腐敗)した部位を切除する。

薬剤(農薬)

本病に有効な登録薬剤はない。※掲載している薬剤(農薬)は 2018年1月末現在登録のあるものから抜粋しています。
農薬の使用にあたっては必ずラベルを確認し、地域の防除暦や病害虫防除所等の指導に従ってください。


■農薬の登録情報について
最新の登録情報はこちらのページをご確認ください。(FAMIC:外部サイト)

■農薬の作用機構分類(国内農薬・概要)について
薬剤抵抗性の発達を回避するため、同一系統薬剤の連用を避け、ローテーション散布を心がけてください。

農薬の系統別分類はこちら
(国際団体CropLife International (CLI) の対策委員会が取りまとめた殺虫剤、殺菌剤、除草剤の分類表を農薬工業会が日本語に翻訳:外部サイト)

・殺虫剤(IRAC、2016年4月版 ver.8.1) *PDFデータ

・殺菌剤(FRAC、2017年4月版) *PDFデータ

・除草剤(HRAC、 2016年9月版 *Excelデータ

※実際の薬剤抵抗性対策については、お近くの病害虫防除所等関係機関などの指導に従ってください。

収録:防除ハンドブック「 リンゴの病害虫

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