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リンゴの病害虫

診断のための特徴的な写真を掲載し、被害、発生、防除、薬剤(農薬)について簡潔に解説しています。

ヒメボクトウ

Cossus insularis
チョウ目ボクトウガ科

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ヒメボクトウ
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成虫 写真提供:©(地独)青森県産業技術センターりんご研究所 (二次使用不可)

ヒメボクトウ
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リンゴ樹幹内の幼虫 写真提供:©(地独)青森県産業技術センターりんご研究所 (二次使用不可)

ヒメボクトウ
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リンゴ樹幹の被害部 写真提供:©(地独)青森県産業技術センターりんご研究所 (二次使用不可)


被害

幼虫が樹幹や枝の内部を集団で加害する。加害部から多くの木屑を排出し、樹液の滲出を伴い、発酵したような異臭を発する。寄生樹は衰弱し、枯死を招く。若木での被害は少なく、成木期以降の樹で被害が多い。枝の分岐部や切り口などの樹皮が荒れた部位で被害が多く見られる。

発生

年1回発生する。成虫は6~8月に発生し、7月が盛期である。成虫は主に樹皮などの隙間に卵塊を産み付ける。ふ化幼虫は卵塊直下から集団で穿孔食害し、樹幹内で2年以上を過ごし、6月には樹幹内で繭をつくり蛹化する。

形態

成虫は開帳40~60mmで、前翅は灰褐色で複数の不規則な黒線がみられる。幼虫は赤紫~赤褐色を呈し、成熟幼虫は体長約40mmになる。

防除

被害枝は見つけ次第、剪去する。

薬剤(農薬)

バイオセーフは木屑排出孔を中心に薬液が滴るまで散布または樹幹注入する。ロビンフッドは樹幹・樹枝の食入孔にノズルを差し込み噴射する。フェニックス、サムコルはふ化~若齢幼虫を対象に枝幹部に十分量を散布する。※掲載している薬剤(農薬)は 2018年1月末現在登録のあるものから抜粋しています。
農薬の使用にあたっては必ずラベルを確認し、地域の防除暦や病害虫防除所等の指導に従ってください。


■農薬の登録情報について
最新の登録情報はこちらのページをご確認ください。(FAMIC:外部サイト)

■農薬の作用機構分類(国内農薬・概要)について
薬剤抵抗性の発達を回避するため、同一系統薬剤の連用を避け、ローテーション散布を心がけてください。

農薬の系統別分類はこちら
(国際団体CropLife International (CLI) の対策委員会が取りまとめた殺虫剤、殺菌剤、除草剤の分類表を農薬工業会が日本語に翻訳:外部サイト)

・殺虫剤(IRAC、2016年4月版 ver.8.1) *PDFデータ

・殺菌剤(FRAC、2017年4月版) *PDFデータ

・除草剤(HRAC、 2016年9月版 *Excelデータ

※実際の薬剤抵抗性対策については、お近くの病害虫防除所等関係機関などの指導に従ってください。

収録:防除ハンドブック「 リンゴの病害虫

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