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リンゴの病害虫

診断のための特徴的な写真を掲載し、被害、発生、防除、薬剤(農薬)について簡潔に解説しています。

カメムシ類


クサギカメムシ

Halyomorpha halys

チャバネアオカメムシ

Plautia stali
カメムシ目カメムシ科 《加害》果実

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クサギカメムシ卵 ©舟山健

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クサギカメムシ ©舟山健

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クサギカメムシ被害果 ©舟山健

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クサギカメムシ被害果 ©舟山健

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チャバネアオカメムシ ©舟山健

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カメムシ類被害果 ©舟山健


被害

リンゴ園に飛来した成虫が果実を吸汁加害する。被害は、加害を受けた時期によって様相が大きく異なる。幼果期に加害された場合は、果実表面が加害痕を中心に窪んで奇形になることもあるが、多くの加害痕は収穫期に目立たなくなる。一方、夏期の果実肥大期に加害された場合は、果実表面が加害痕を中心に緑色をともなって大きく窪み、内部の果肉も褐変するため、生食用として商品価値を失う。

発生

両種とも全国に分布する。クサギカメムシは、成虫が家屋や小屋などに侵入して越冬する。チャバネアオカメムシは、成虫が雑木林等の落葉下に潜入して越冬する。両種とも、東北地方では通常は年1世代発生する。越冬成虫は、翌春に越冬場所から離脱し、5月中旬頃から一斉に移動し、サクラ属やクワなど各種の寄主植物を季節的に移り渡る。寄主範囲は広く、キリを除く寄主植物上では、結実期に生息が観察される。

形態

クサギカメムシ雌成虫は体長約15mmで、暗褐色の地に不規則な茶褐色の斑紋を呈する。チャバネアオカメムシ雌成虫の体長は約10mmで、光沢のある緑色の地に密に黒色の小点刻を呈する。両種とも雄成虫はやや小型である。

防除

被害程度が著しい夏期の加害には十分に注意する。リンゴ園で成虫は、葉、枝の陰、樹の隙間等に潜んでいるので、落果しない程度に樹全体を揺すって飛来の有無を確認する。飛来が多い場合には、速やかに薬剤散布を行う。

薬剤(農薬)

アクタラ、スタークル(アルバリン)、スプラサイド、ダントツ、MR.ジョーカーなど。※掲載している薬剤(農薬)は 2018年1月末現在登録のあるものから抜粋しています。
農薬の使用にあたっては必ずラベルを確認し、地域の防除暦や病害虫防除所等の指導に従ってください。


■農薬の登録情報について
最新の登録情報はこちらのページをご確認ください。(FAMIC:外部サイト)

■農薬の作用機構分類(国内農薬・概要)について
薬剤抵抗性の発達を回避するため、同一系統薬剤の連用を避け、ローテーション散布を心がけてください。

農薬の系統別分類はこちら
(国際団体CropLife International (CLI) の対策委員会が取りまとめた殺虫剤、殺菌剤、除草剤の分類表を農薬工業会が日本語に翻訳:外部サイト)

・殺虫剤(IRAC、2016年4月版 ver.8.1) *PDFデータ

・殺菌剤(FRAC、2017年4月版) *PDFデータ

・除草剤(HRAC、 2016年9月版 *Excelデータ

※実際の薬剤抵抗性対策については、お近くの病害虫防除所等関係機関などの指導に従ってください。

収録:防除ハンドブック「 リンゴの病害虫

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