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カンキツの病害虫

診断のための特徴的な写真を掲載し、被害、発生、防除、薬剤(農薬)について簡潔に解説しています。

青かび病

Penicillium italicum
《病原》糸状菌  《発病》果実・貯蔵

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青かび病
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左;発病後期、右;発病中期

青かび病
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不知火の症状


被害

最初は水浸状に腐敗し、そこに青色の鮮やかな胞子が形成される。病斑周囲の白色菌糸帯は緑かび病に比べるとかなり狭い。

発生

緑かび病と近縁の病原菌によって発生する。緑かび病が収穫前の樹上の果実から貯蔵中の果実まで腐らせるのに対して、青かび病は貯蔵の中期以降に発生する。この時期は気温が低いので、腐敗の進展は遅い。3月以降になると気温の上昇とともに被害が目立ってくる。高糖系温州や不知火等の中晩柑で多発することがある。

防除

果実の傷の原因になる枯枝をこまめに除去する。胞子が形成された摘果果実や樹上の発病果は見つけ次第、取り除き処分する。果実が過熟にならないよう適期に収穫する。雨の日や雨の翌日に果実に水滴が残っているようなときには絶対に収穫しない。果実に傷を付けないように収穫、運搬、選果をていねいにする。貯蔵中はこまめに見回って発病果実を見つけ次第処分する。発病果を貯蔵庫の周りなどに放置しない。

薬剤(農薬)

ベンレート、トップジンM、ベフラン、ベフトップジンなど。薬液の付着ムラがないようにていねいに散布する。選果場でのシトラスキープ処理も有効。※掲載している薬剤(農薬)は 2018年1月末現在登録のあるものから抜粋しています。
農薬の使用にあたっては必ずラベルを確認し、地域の防除暦や病害虫防除所等の指導に従ってください。


■農薬の登録情報について
最新の登録情報はこちらのページをご確認ください。(FAMIC:外部サイト)

■農薬の作用機構分類(国内農薬・概要)について
薬剤抵抗性の発達を回避するため、同一系統薬剤の連用を避け、ローテーション散布を心がけてください。

農薬の系統別分類はこちら
(国際団体CropLife International (CLI) の対策委員会が取りまとめた殺虫剤、殺菌剤、除草剤の分類表を農薬工業会が日本語に翻訳:外部サイト)

・殺虫剤(IRAC、2016年4月版 ver.8.1) *PDFデータ

・殺菌剤(FRAC、2017年4月版) *PDFデータ

・除草剤(HRAC、 2016年9月版 *Excelデータ

※実際の薬剤抵抗性対策については、お近くの病害虫防除所等関係機関などの指導に従ってください。

収録:防除ハンドブック「 カンキツの病害虫

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