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ジャガイモの病害虫

診断のための特徴的な写真を掲載し、被害、発生、防除、薬剤(農薬)について簡潔に解説しています。

夏疫病(なつえきびょう)

Alternaria solani
≪病原≫糸状菌  ≪発病≫葉・塊茎

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夏疫病(なつえきびょう)
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発病初期の下葉の症状Ⓒ田中文夫

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葉の症状。病斑内には同心円状の輪紋が生じるⒸ全農教

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葉の病斑。初期症状Ⓒ白井佳代

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葉の病斑Ⓒ全農教

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葉の症状。劇症例Ⓒ全農教

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枯死株Ⓒ白井佳代

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貯蔵後の塊茎の病斑Ⓒ白井佳代

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貯蔵後の融合病斑Ⓒ白井佳代

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貯蔵後の塊茎病斑断面Ⓒ白井佳代


被害

葉では、はじめ暗褐色~黒褐色の小さな斑点が現れ、しだいに拡大して直径4~5mmの円形病斑となる。病斑内には同心円状の輪紋を生じ、その裏面には黒色のかびが見える。一般には7月中旬頃から下葉に発生が見られ、やがて上葉におよんで8月中旬頃からまん延する。発病が激しいと葉全体が黄化し枯死して落葉するため、早期に枯凋する。塊茎の発病は近年になって貯蔵中に確認されたが、表面に直径数mm~1cm程度の円形~不整形の灰黒色の陥没病斑を形成する。病斑の深さは0.5~2mm程度と浅く、コルク化する。

被害作物

ジャガイモ、トマト、ナスに発生する。

発生

病原菌は被害茎葉で菌糸または分生子の形で越冬し、翌年の伝染源となる。発病の適温は26℃前後と高く、高温乾燥や肥料不足などで植物体の活性が低下すると多発しやすい。また連作は発生時期を早めて被害を助長する。塊茎では収穫時の傷口から感染し、貯蔵中に発病するとされる。発病には顕著な品種間差がある。

防除

連作を避ける。薬剤防除を行う。

薬剤(農薬)

アミスター20、グリーンダイセン、シルバキュア、ダコニールエース、フロンサイド、ブリザード、プロポーズ、ペンコゼブ、ベルクート、ホライズン、ロブラール※掲載している薬剤(農薬)は 2016年10月末現在登録のあるものから抜粋しています。
農薬の使用にあたっては必ずラベルを確認し、地域の防除暦や病害虫防除所等の指導に従ってください。


■農薬の登録情報について
最新の登録情報はこちらのページをご確認ください。(FAMIC:外部サイト)

■農薬の作用機構分類(国内農薬・概要)について
薬剤抵抗性の発達を回避するため、同一系統薬剤の連用を避け、ローテーション散布を心がけてください。

農薬の系統別分類はこちら
(国際団体CropLife International (CLI) の対策委員会が取りまとめた殺虫剤、殺菌剤、除草剤の分類表を農薬工業会が日本語に翻訳:外部サイト)

・殺虫剤(IRAC、2016年4月版 ver.8.1) *PDFデータ

・殺菌剤(FRAC、2017年4月版) *PDFデータ

・除草剤(HRAC、 2016年9月版 *Excelデータ

※実際の薬剤抵抗性対策については、お近くの病害虫防除所等関係機関などの指導に従ってください。

収録:防除ハンドブック「 」

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