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ジャガイモの病害虫

診断のための特徴的な写真を掲載し、被害、発生、防除、薬剤(農薬)について簡潔に解説しています。

半身萎凋病(はんしんいちょうびょう)

(1)Verticillium albo-atrum
(2)Verticillium dahliae
(3)Verticillium nigrescensなど
このうち北海道では3種、本州ではdahliaeとnigrescensによる発生が確認されている
≪病原≫糸状菌  ≪発病≫葉・茎

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半身萎凋病(はんしんいちょうびょう)
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初期症状Ⓒ角野晶大

半身萎凋病(はんしんいちょうびょう)
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発病株Ⓒ角野晶大

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半身的な症状Ⓒ角野晶大

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発生ほ場Ⓒ角野晶大

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茎の切断面(維管束が褐変している)Ⓒ角野晶大


被害

はじめに下位葉の葉先や葉脈間がしおれて退緑し、巻き上がる。やがて葉は黄化し、褐変して枯死する。これらの症状はしだいに上位葉におよび、ついには株全体が枯れ上がり、早期枯凋する。発病初期の葉の萎凋や黄化は1複葉の片側や1茎の片側の葉、1株の片側の1~2茎に見られる場合がある。罹病茎の維管束は褐変し、 表面に条斑を生ずることもある。これらの症状は多発圃場では開花期前後から現れるが、通常は生育後半に顕在化するため、自然な黄化や枯凋と区別し難い。

被害作物

(1)と(2)は多犯性で、ジャガイモをはじめイネ科やユリ科以外の多数の植物に寄生する。(3)はナス科やキク科作物の一部を侵害する。

発生

病原菌は暗色休眠菌糸、微小菌核、厚壁胞子で越冬し、土壌伝染する。また菌核の付着した種いもによる伝染もある。生育適温は20~25℃である。病原性は(1)が最も強く、(2)、(3)の順に続く。病原菌は根毛、傷口、芽部などから感染する。ダイコンなどの感受性作物の栽培は土壌中の菌量を高める。排水不良な圃場で発生が多い。

防除

無病種いもを使用する。 連作や感受性の高い作物の栽培を避ける。汚染土壌を移動させない。

薬剤(農薬)

適用登録薬剤なし※掲載している薬剤(農薬)は 2016年10月末現在登録のあるものから抜粋しています。
農薬の使用にあたっては必ずラベルを確認し、地域の防除暦や病害虫防除所等の指導に従ってください。


■農薬の登録情報について
最新の登録情報はこちらのページをご確認ください。(FAMIC:外部サイト)

■農薬の作用機構分類(国内農薬・概要)について
薬剤抵抗性の発達を回避するため、同一系統薬剤の連用を避け、ローテーション散布を心がけてください。

農薬の系統別分類はこちら
(国際団体CropLife International (CLI) の対策委員会が取りまとめた殺虫剤、殺菌剤、除草剤の分類表を農薬工業会が日本語に翻訳:外部サイト)

・殺虫剤(IRAC、2016年4月版 ver.8.1) *PDFデータ

・殺菌剤(FRAC、2017年4月版) *PDFデータ

・除草剤(HRAC、 2016年9月版 *Excelデータ

※実際の薬剤抵抗性対策については、お近くの病害虫防除所等関係機関などの指導に従ってください。

収録:防除ハンドブック「 」

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