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ジャガイモの病害虫

診断のための特徴的な写真を掲載し、被害、発生、防除、薬剤(農薬)について簡潔に解説しています。

ヨトウムシ類


チョウ(鱗翅)目ヤガ科 《加害》葉

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ヨトウガの卵塊Ⓒ全農教

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ヨトウガ幼虫(体長約40mm)Ⓒ全農教

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ヨトウガ成虫(前翅長18~23mm)Ⓒ全農教

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ハスモンヨトウの卵塊(灰白色の鱗毛に覆われる)Ⓒ福吉賢三

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ふ化直後のハスモンヨトウ若齢幼虫Ⓒ福吉賢三

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ハスモンヨトウ中齢幼虫Ⓒ福吉賢三

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ハスモンヨトウ成熟幼虫Ⓒ福吉賢三

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土繭中のハスモンヨトウ蛹Ⓒ福吉賢三

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ハスモンヨトウ成虫(左:雄、右:雌、前翅長16~17mm)Ⓒ福吉賢三


ヨトウガ

Mamestra brassicae

ハスモンヨトウ

Spodoptera litura

被害

幼虫が葉を食害する。成虫が飛来して葉に産卵し、ふ化後の幼虫が食害する。卵塊から孵化した若齢幼虫は、集団で葉裏から表皮を残して食害する。成熟幼虫になると摂食量が多くなり、葉に穴を開けて食い荒らすので被害が大きい。広食性であり、様々な植物を加害する。

発生

ヨトウガは全国に分布し、年1~3回発生する。成熟幼虫は体長40~50mmになり、土壌中の蛹で越冬し、暖地では3~5月に成虫が羽化する。雌成虫は交尾後、葉の裏に数十~数百個の卵を卵塊として産卵する。幼虫は5~6月に孵化し、約1ケ月で蛹化する。北海道以外の地域では、そのまま夏眠して9~10月に成虫が羽化する。 ハスモンヨトウは耐寒性が低く、温暖な地域で年4~6回発生する。越冬は温暖な一部地域のみに限られており、春先の個体数は少ない。雌成虫は夜間に数十~数百粒の鱗毛に覆われた卵を塊として葉裏に産卵する。暖地では5~6月および9~11月に幼虫が発生する。中齢~成熟幼虫になると昼間は株元などに潜み、夜間に活動し食害する。幼虫の発生量は、年次間差が極めて大きく、春先から高温・少雨の年は増殖量が多くなり、秋季に大発生することがある。

防除

幼虫は齢が進むと薬剤の感受性が低下するので、若齢幼虫期に薬剤防除を行う。なお、防除は、幼虫が寄生する葉裏に薬液が十分かかるように行う。

薬剤(農薬)

植付時の土壌処理剤には、土壌混和剤としてバイオセーフ(生物農薬)。植付後の散布剤には、エルサン、エンセダン、オルトラン、フェニックス、プレオ、マッチ、BT水和剤(チューンアップ、ゼンターリ、サブリナ)など。多発時には広域使用が見込まれる交信かく乱剤として、コンフューザーVがある。害虫の種類により登録の有無が異なるので注意する。※掲載している薬剤(農薬)は 2016年10月末現在登録のあるものから抜粋しています。
農薬の使用にあたっては必ずラベルを確認し、地域の防除暦や病害虫防除所等の指導に従ってください。


■農薬の登録情報について
最新の登録情報はこちらのページをご確認ください。(FAMIC:外部サイト)

■農薬の作用機構分類(国内農薬・概要)について
薬剤抵抗性の発達を回避するため、同一系統薬剤の連用を避け、ローテーション散布を心がけてください。

農薬の系統別分類はこちら
(国際団体CropLife International (CLI) の対策委員会が取りまとめた殺虫剤、殺菌剤、除草剤の分類表を農薬工業会が日本語に翻訳:外部サイト)

・殺虫剤(IRAC、2016年4月版 ver.8.1) *PDFデータ

・殺菌剤(FRAC、2017年4月版) *PDFデータ

・除草剤(HRAC、 2016年9月版 *Excelデータ

※実際の薬剤抵抗性対策については、お近くの病害虫防除所等関係機関などの指導に従ってください。

収録:防除ハンドブック「 」

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