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ジャガイモの病害虫

診断のための特徴的な写真を掲載し、被害、発生、防除、薬剤(農薬)について簡潔に解説しています。

オオタバコガ

Helicoverpa armigera
チョウ(鱗翅)目ヤガ科 《加害》葉

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オオタバコガ
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中齢幼虫と食害痕Ⓒ福吉賢三

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成熟幼虫は体長35~40mmに達するⒸ福吉賢三

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老齢幼虫は摂食量が増え、葉を暴食する Ⓒ福吉賢三

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成虫(前翅長約15mm)Ⓒ全農教


被害

幼虫がジャガイモの葉を食害する。若齢幼虫は表皮を残して葉裏を食害するが、食害量は少ない。中齢~成熟幼虫は、葉に円形~楕円形の穴を開けて食害する。成熟幼虫になると、体長が約40mmに達して摂食量が多くなり、葉を食い荒らす。被害の程度が大きくなると生育が抑制され、収量が減少することもある。暖地では近年、本種の発生が増加しており、秋季に発生が増加して被害を出す。広食性であり様々な作物を加害する。

発生

蛹で越冬する。暖地では、春先に羽化した成虫が春作の出芽とともに飛来して産卵し、5月頃から幼虫が見られる。春作後は圃場周辺で発生量が増加し、秋作の植付とともに圃場に飛来して茎葉に産卵し、幼虫が11月頃まで発生する。成虫は夜行性で、卵を1粒ずつ、1日に200~300個を産卵する。土壌中の蛹で越冬し、1年に3~5回発生する。幼虫の体色は発生時期による変異が大きい。高温で降雨が少ない年は多発しやすい。

防除

幼虫の発生に注意し、薬剤防除を行う。新しい食害痕の周辺には幼虫がいるので、見つけしだい捕殺する。

薬剤(農薬)

植付後の散布剤には、プレオ、BT水和剤(チューンアップ、サブリナ)。交信かく乱剤には、コンフューザーV(多発時に有効)。※掲載している薬剤(農薬)は 2016年10月末現在登録のあるものから抜粋しています。
農薬の使用にあたっては必ずラベルを確認し、地域の防除暦や病害虫防除所等の指導に従ってください。


■農薬の登録情報について
最新の登録情報はこちらのページをご確認ください。(FAMIC:外部サイト)

■農薬の作用機構分類(国内農薬・概要)について
薬剤抵抗性の発達を回避するため、同一系統薬剤の連用を避け、ローテーション散布を心がけてください。

農薬の系統別分類はこちら
(国際団体CropLife International (CLI) の対策委員会が取りまとめた殺虫剤、殺菌剤、除草剤の分類表を農薬工業会が日本語に翻訳:外部サイト)

・殺虫剤(IRAC、2016年4月版 ver.8.1) *PDFデータ

・殺菌剤(FRAC、2017年4月版) *PDFデータ

・除草剤(HRAC、 2016年9月版 *Excelデータ

※実際の薬剤抵抗性対策については、お近くの病害虫防除所等関係機関などの指導に従ってください。

収録:防除ハンドブック「 」

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