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イチゴの病害虫

診断のための特徴的な写真を掲載し、被害、発生、防除、薬剤(農薬)について簡潔に解説しています。

芽枯病

Rhizoctonia solani
《病原》糸状菌 《発病》芽、葉柄、果柄

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芽枯病
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新芽、葉柄、果柄など地際に近い部分に発生し、基部が褐変する ©小玉孝司

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新芽が発病して枯死し、腋芽が伸びている ©小玉孝司

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重症株は古葉を残して枯死する ©小玉孝司

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病斑部には灰色かび病が二次的に発生しやすい ©小玉孝司


被害

新芽、葉柄、果柄など地際に近い部分に発生し、芽や葉柄、果柄基部が褐変する。はじめ新芽や蕾が萎凋し、やがて黒褐色に変色してのちに枯死する。新芽の先端が枯死することが多い。葉柄や果柄の基部、托葉が侵されると葉が垂れ下がり、重症株は古葉だけになって枯死する。被害株は果柄の延びが悪く、果実が奇形になって着果数が減少する。比較的新しい病斑上には淡褐色のくもの巣状の菌糸を形成する。病斑部には灰色かび病が二次的に発生しやすい。

発生

土壌中に褐色の菌核を形成し越冬する。菌核と保菌苗の持ち込みが発生源となり、土壌伝染および苗伝染により発生する。2~3月に外気温が低く、ハウス内が多湿で土壌水分が高いときに発生し、菌糸で二次伝染する。密植して茎葉が繁茂したイチゴや、苗を深植えすると多発しやすい。

防除

定植時に苗を深植えすると発生しやすいので浅植えにする。発病地からの採苗を避ける。ハウス内の換気を行い、湿度を下げる。排水の良い圃場を選び、灌水過多を避ける。密植を避け、古葉を摘除する。発病株は抜き取り、圃場外へ持ち出して処分する。

薬剤(農薬)

生育中:オーソサイドなど、土壌処理:バスアミド。※掲載している薬剤(農薬)は 2018年1月末現在登録のあるものから抜粋しています。
農薬の使用にあたっては必ずラベルを確認し、地域の防除暦や病害虫防除所等の指導に従ってください。


■農薬の登録情報について
最新の登録情報はこちらのページをご確認ください。(FAMIC:外部サイト)

■農薬の作用機構分類(国内農薬・概要)について
薬剤抵抗性の発達を回避するため、同一系統薬剤の連用を避け、ローテーション散布を心がけてください。

農薬の系統別分類はこちら
(国際団体CropLife International (CLI) の対策委員会が取りまとめた殺虫剤、殺菌剤、除草剤の分類表を農薬工業会が日本語に翻訳:外部サイト)

・殺虫剤(IRAC、2016年4月版 ver.8.1) *PDFデータ

・殺菌剤(FRAC、2017年4月版) *PDFデータ

・除草剤(HRAC、 2016年9月版 *Excelデータ

※実際の薬剤抵抗性対策については、お近くの病害虫防除所等関係機関などの指導に従ってください。

収録:防除ハンドブック「 イチゴの病害虫

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