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イチゴの病害虫

診断のための特徴的な写真を掲載し、被害、発生、防除、薬剤(農薬)について簡潔に解説しています。

白絹病

Sclerotium rolfsii
《病原》糸状菌 《発病》葉柄

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白絹病
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株元に形成した粟粒状の菌核 ©石川成寿

白絹病
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収穫後期の株元に菌糸が密生 ©石川成寿


被害

親株床の後期、育苗圃および本圃で主に6~9月の高温期に発生する。はじめ葉柄基部に水浸状の病斑が生じ、拡大して軟化腐敗し、外葉が萎凋する。地際部の病斑上とその周辺の地表面に白色~淡褐色の菌糸が密生し、やがて表面上に栗粒状の菌核を多数形成する。菌核ははじめ白色、成熟するに従って褐色~黒褐色に変わる。発病株は生育不良となり、株全体がしおれてその後枯死する。

発生

】初夏から秋の高温多湿条件下で発生する。病原菌は被害残さや菌核で圃場に残り、次作の伝染源になる。菌核は土壌中で長期間生存し、菌糸を生じて地際部に感染する。病株から周囲の株への伝染は菌糸によって広がる。土壌表面に作物残さや敷きわらなどがあると発生が拡大しやすい。

防除

未熟有機物の施用を避ける。発病株は菌核を形成する前に除去する。深耕により土壌表面の菌核を土壌深くに埋没させる。休作期間に湛水すると土壌中の菌核が死滅し、田畑輪換すると発生が減少する。夏季にハウスを密閉する太陽熱消毒が有効である。

薬剤(農薬)

登録薬剤なし。※掲載している薬剤(農薬)は 2018年1月末現在登録のあるものから抜粋しています。
農薬の使用にあたっては必ずラベルを確認し、地域の防除暦や病害虫防除所等の指導に従ってください。


■農薬の登録情報について
最新の登録情報はこちらのページをご確認ください。(FAMIC:外部サイト)

■農薬の作用機構分類(国内農薬・概要)について
薬剤抵抗性の発達を回避するため、同一系統薬剤の連用を避け、ローテーション散布を心がけてください。

農薬の系統別分類はこちら
(国際団体CropLife International (CLI) の対策委員会が取りまとめた殺虫剤、殺菌剤、除草剤の分類表を農薬工業会が日本語に翻訳:外部サイト)

・殺虫剤(IRAC、2016年4月版 ver.8.1) *PDFデータ

・殺菌剤(FRAC、2017年4月版) *PDFデータ

・除草剤(HRAC、 2016年9月版 *Excelデータ

※実際の薬剤抵抗性対策については、お近くの病害虫防除所等関係機関などの指導に従ってください。

収録:防除ハンドブック「 イチゴの病害虫

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