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イチゴの病害虫

診断のための特徴的な写真を掲載し、被害、発生、防除、薬剤(農薬)について簡潔に解説しています。

根腐病

Phytophthora fragariae
《病原》糸状菌 《発病》根

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根腐病
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葉が急激に下垂し、青枯れ状になって枯死する ©小玉孝司

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株が萎凋し、根が黒変する ©草刈真一

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萎凋株の根は褐変する ©小玉孝司

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根を縦に切断すると、根の中心が赤褐色に変色するのが特徴 ©小玉孝司


被害

本圃に定植後、年内に発生することがあるが、多くは2、3月頃に発生する。萎縮症状と萎凋症状がある。萎縮症状は株全体が生育不良となり、下葉のふちから枯れ上って株全体が萎縮して枯死する。萎凋症状は、春先に葉が急激に下垂し、青枯れ状になって枯死する。根を縦に切断すると、褐変した根の中心が赤褐色に変色しているのが特徴である。

発生

育苗期間が冬まで続く半促成作型や露地栽培で発生する。山上げ育苗で発生しやすく、育苗期が比較的高温となる促成作型では発生が少ない。発病適温は地温10℃前後の低温で、25℃以上では発病しない。秋から春先にかけて降雨の多い年に多発しやすい。土壌伝染と苗伝染により発生する。病原菌は土中に生存して越夏し、晩秋から初冬に根に感染する。

防除

無病圃を選んで育苗し、汚染苗の定植を避ける。圃場排水を良好にして浸冠水を防ぐ。高畝にして土壌水分を低く抑える。土壌表面をマルチ被覆して地温を高くする。発病の恐れのある圃場に定植する場合は、抵抗性品種を用いるか、登録薬剤を土壌混和する。本圃は7~8月にハウス密閉による太陽熱土壌消毒を行う。

薬剤(農薬)

リドミル。※掲載している薬剤(農薬)は 2018年1月末現在登録のあるものから抜粋しています。
農薬の使用にあたっては必ずラベルを確認し、地域の防除暦や病害虫防除所等の指導に従ってください。


■農薬の登録情報について
最新の登録情報はこちらのページをご確認ください。(FAMIC:外部サイト)

■農薬の作用機構分類(国内農薬・概要)について
薬剤抵抗性の発達を回避するため、同一系統薬剤の連用を避け、ローテーション散布を心がけてください。

農薬の系統別分類はこちら
(国際団体CropLife International (CLI) の対策委員会が取りまとめた殺虫剤、殺菌剤、除草剤の分類表を農薬工業会が日本語に翻訳:外部サイト)

・殺虫剤(IRAC、2016年4月版 ver.8.1) *PDFデータ

・殺菌剤(FRAC、2017年4月版) *PDFデータ

・除草剤(HRAC、 2016年9月版 *Excelデータ

※実際の薬剤抵抗性対策については、お近くの病害虫防除所等関係機関などの指導に従ってください。

収録:防除ハンドブック「 イチゴの病害虫

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