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豆類の病害虫

診断のための特徴的な写真を掲載し、被害、発生、防除、薬剤(農薬)について簡潔に解説しています。

ダイズ斑点細菌病

Pseudomonas syringae pv. glycinea
〈Bacterial blight〉

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ダイズ斑点細菌病
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発生状況

ダイズ斑点細菌病
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葉の初期病斑

ダイズ斑点細菌病
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葉の中期病斑


被害

葉、葉柄、茎、莢、種子等に発生する。葉に初め暗緑色水浸状の小多角形~円形の0.5~1.0cm大の病斑を生じる。後に淡褐色~黒褐色となり拡大し、大きいもので3~4cmの多角形病斑となり、周囲には黄色いハローが生じる。病斑が融合して大きな病斑となると被害葉は枯死・落葉する。病斑は平滑~わずかに凹み、脂様の光沢を有する。子葉、葉柄、茎、莢にも水浸状の赤褐色~黒褐色の病斑を生じる。

被害作物

ダイズのほか、アズキ、ササゲに感染する。

発生

全生育期間で発生するが、草丈が20~30cm程度の幼苗時期に発生が多く、夏季は終息し、秋の収穫期前にわずかに発生する。病原菌は種子伝染を行い、被害植物の種子、茎葉で越年し、翌年の第一次伝染源となる。夏季に風雨が多く、多湿の年に発生が助長される。病原菌は風雨によりダイズの葉面に運ばれ、気孔、傷口等から侵入する。作物に達すると4日位の潜伏期間ののちに発生する。発病程度に品種間差異が認められる。

防除

無病の健全な種子を使用する。連作を避け、病気に強いマメ科以外の作物を輪作する。抵抗性品種を利用する。

薬剤(農薬)

種子粉衣剤にはペアーカスミンD。散布剤にはコサイドボルドー、コサイド3000、ドイツボルドー、フェスティバルC、Zボルドー。特にエダマメの種子消毒にはペアーカスミンD、散布剤にはドイツボルドー、フェスティバルC。※掲載している薬剤(農薬)は2016年10月末現在登録のあるものから抜粋しています。
使用にあたっては必ずラベルを確認し、地域の防除暦や病害虫防除所等の指導に従ってください。
薬剤の登録情報についてはこちらのページをご確認ください。(FAMIC:外部サイト)
農薬登録に短期曝露評価が導入されました。登録内容の変更にご注意ください。
(急性参照用量・ARfD 関連)⇒【特集記事へ

収録:防除ハンドブック「 豆類の病害虫

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