診断のための特徴的な写真を掲載し、被害、発生、防除、薬剤(農薬)について簡潔に解説しています。
ヒラズハナアザミウマは未展開葉を加害し薄褐色に引きつったような症状を示し、展開葉ではカスリ状の被害痕を残す。その他のアザミウマが生育全期間にわたって葉裏に寄生し加害するが、生育や収量への影響は少ない。
寄主範囲は広く、マメ科、ナス科、ウリ科、バラ科等、各種作物を加害する。
各種アザミウマ類が豆類の生育全期間にわたって発生し、特に生育初期と盛夏期の被害が多い。
生育・収量への影響が少ないので。他の害虫との同時防除を行う。
作物によって、未成熟の豆類には、アディオン、モスピランが、さらに、アズキ、ダイズ、インゲンマメ等にはディアナ、マラソンが登録されているので、適用作物を選んで使用する。また、施設栽培野菜等を対象に、天敵や寄生菌製剤が登録されているので、適用を確認して使用する。※掲載している薬剤(農薬)は
2016年10月末現在登録のあるものから抜粋しています。
農薬の使用にあたっては必ずラベルを確認し、地域の防除暦や病害虫防除所等の指導に従ってください。
■農薬の登録情報について
最新の登録情報はこちらのページをご確認ください。(FAMIC:外部サイト)
■農薬の作用機構分類(国内農薬・概要)について
薬剤抵抗性の発達を回避するため、同一系統薬剤の連用を避け、ローテーション散布を心がけてください。
農薬の系統別分類はこちら
(国際団体CropLife International (CLI) の対策委員会が取りまとめた殺虫剤、殺菌剤、除草剤の分類表を農薬工業会が日本語に翻訳:外部サイト)
・殺虫剤(IRAC、2016年4月版 ver.8.1) *PDFデータ
・殺菌剤(FRAC、2017年4月版) *PDFデータ
・除草剤(HRAC、 2016年9月版 *Excelデータ
※実際の薬剤抵抗性対策については、お近くの病害虫防除所等関係機関などの指導に従ってください。
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