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花の病害虫

診断のための特徴的な写真を掲載し、被害、発生、防除、薬剤(農薬)について簡潔に解説しています。

白絹病

Sclerotium rolfsii

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ネリネ:株元が腐敗し、枯れる

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アルストロメリア:株枯れを起こす

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サンダーソニア:土壌表面を放射状に這う白いカビと淡褐色の菌核

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ギボウシ:葉柄基部が腐敗し、葉は黄化、枯死する

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ギボウシ:株元の白い糸状のカビと小球状の膨らみ


被害

草花や苗木の茎の地際部や球根などに、はじめ、暗色の染みのような病斑ができる。このため、茎や葉は萎凋し、枯死する。柔らかい茎は地際部から溶けるように腐敗することもある。病患部の表面には光沢のある白色の菌糸の束が這う。また株元からは同様の菌糸が地表面を放射状に広がる。やがて白色菌糸上に小さな球状の膨らみが集団的に多数形成される。これはすぐにナタネの種子のような丸く明褐色、直径1~2mmの菌体(菌核)となる。白色の菌糸と丸い菌核は診断のポイントとなる。

被害作物

花:アイリス類、アルストロメリア、キク、ギボウシ、サンダーソニア、ニチニチソウ、ネリネ等。
花木:ジンチョウゲ、ハギ等。他に多くの野菜に発生する。

発生

病患部や地表面に形成された菌核は浅い土壌中で5~6年間生存でき、伝染源となる。病原菌は比較的高温を好み、菌核は梅雨期頃に適度な湿度と温度により発芽し、腐敗した落ち葉等の有機物を餌に蔓延し、植物に感染する。また、被害植物からは菌糸が伸びて近隣の植物を侵す。土壌が過度の過湿状態だと菌核は死滅する。

防除

白色菌糸の広がりに気付いたら、すぐに罹病株を抜き取り、跡地に薬剤処理をする。菌核を土壌に残さないように除去する。

薬剤(農薬)

モンカットが花き類・観葉植物に、モンカット、バシタック、リゾレックスが樹木類に、各々作物群登録されている。使用に当たってはラベルをよく読む。※掲載している薬剤(農薬)は2016年10月末現在登録のあるものから抜粋しています。
使用にあたっては必ずラベルを確認し、地域の防除暦や病害虫防除所等の指導に従ってください。
薬剤の登録情報についてはこちらのページをご確認ください。(FAMIC:外部サイト)
農薬登録に短期曝露評価が導入されました。登録内容の変更にご注意ください。
(急性参照用量・ARfD 関連)⇒【特集記事へ

収録:防除ハンドブック「 花の病害虫

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